第223話🦇いつか“主役”に ページ32
*ミラ side*
それから無事男の子のお兄さんが迎えに来て、迷子問題は解決した。
その後も様々な相談事を解決していき、気付けば日が落ちていて。
ちょうど花火が打ち上がり始めた頃、アタシたちは魔具研の近くを通りかかった。
「おッ、あそこイルマの魔具研やん」
「へー、結構賑わってるんやね」
「昨晩の特大花火効果で大盛況ですね」
生徒やその保護者に囲まれているイルマを遠目から眺め、アタシはふっと笑みをこぼす。
「さすが俺のライバル」
「いや、イルマはアンタのこと知らへんからw」
謎に誇らしげなシャオロンに無慈悲にツッコむアタシをよそに、ショッピ先輩がおもむろに口を開いた。
「……シャオさん。イルマくんのこと……悔しくないんですか？」
「え？」
振り向いたシャオロンに、ショッピ先輩は続ける。
「イルマくん……また人気者になったじゃないですか。シャオさんだったらもっと悔しがるかと思ってたんですが」
確かに……言われてみれば、少し違和感がある。
「我々
「あ、アタシもそれ思ってましたわ。今までのシャオロンやったら、こんなに
アタシたちの言葉を受け、シャオロンはイルマのほうに顔を向ける。
「ん〜…ここまでくると悔しいというか……純粋に、『イルマすげーなぁ』って思ってさ」
！ まさか、コイツの口からこんな言葉が出てくるなんて……。
「誤解すんなよ！
「やり方……ですか」
くるりとアタシたちに背を向け、シャオロンは改めて口を開く。
「最近、思うねんな。俺1人じゃ、全然イルマと張り合えへんけど……―――我々
「「主役……？」」
ハモって聞き返したアタシたちに、シャオロンは「そ！」と答える。
「何でもないアホな悪魔たちが
ニッと笑ってそう告げた彼に、アタシはふっと笑みをこぼす。
「……ええやん、その野望。めっちゃおもろい」
「せやろ!?」
満足気に笑みを深めたシャオロンは、逆にアタシとショッピ先輩に問いかけてきた。
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わらび - レッツゴー怪奇団・・・？ (2023年1月30日 15時) (
レス) @page11 id: f5229e680c (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - ルリさん» ありがとうございます！ 引き続き、ぜひぜひ楽しんでください(*´∀｀*) (2022年8月16日 15時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
ルリ - 続編おめでとうございます！これからも読ませていただきます！ (2022年8月16日 14時) (レス) @page29 id: ff4aa6de6f (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - ぺぺさん» ありがとうございます！！ いかにオリ主ちゃんと原作ストーリーを上手く絡めるか、めちゃくちゃ悩んでひねり出してるのでそう言っていただけてすごく嬉しいです(*´∀｀*) (2022年8月8日 23時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺ - 続編おめでとうございます!!いつも話の作り方上手ですごいです…✨️これからも楽しみにしてます！応援してます!! (2022年8月8日 21時) (レス) @page2 id: c8549fa0cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2022年8月8日 18時
