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第221話🦇本祭スタート ページ30

*ミラ side*

怒涛(どとう)の前夜祭を終えて、いよいよ本祭当日。

アタシは師団(バトラ)室にて、ショッピ先輩に昨日の花火の映像を見せてもらっていた。

「うわーッ、めっちゃ綺麗やん! こんなふうに見えてたんですねぇ」

「はい、ホントにすごかったです。さすがは特待生イルマくん。それに、ミラさんも手伝ったなんて素晴らしいですね」

「んっふっふ〜、それほどでも♪」

先輩らにも楽しんでもらえたみたいやし、アタシも大満足やわ!

「魔具研究師団(バトラ)は良い1年を捕まえましたよ、本当に。それに引き換え…ミラさん以外のうちの1年(パシリ)共は……」

「誰のせいでこうなったと思ってんねん……」

振り向くとそこには、昨日の幻術帽子の幻術酔いに苦しむ4人の姿が。

うわ、ウツ吐いてるww 他のみんなもめっちゃグロッキーでウケるわ〜www

1人1人をス魔ホでパシャパシャ撮っていくアタシをよそに、ショッピ先輩は4人に向かって言う。

「今日は師団(バトラ)披露(パーティー)本祭ですよ。我々師団(バトラ)の仕事もたっぷり」

「いやちょっと動けそうもないわ…トンも()べへん……」

「ぎぼぢわるい」

うーん、これは重症ですなぁw

「くぅ…やっぱり最後に頼れるのはシャオさんだけや……」

「いやまた俺に仕事押しつけんのかい」

「んっふww」

サラッと仕事を押しつけられそうになるシャオロンを笑いつつも、さすがにここまでグロッキーな奴に任せるほど外道なアタシではない。

「先輩、仕事ならアタシやりますんで。みんなは休ませといてあげましょ」

「えぇ……でも、2人では大変ですよ? それに、ミラさんだって昨日いろいろあったんじゃ……」

「だーいじょうぶですって! グロッキー共よりはマシですよ」

そんなやり取りをしながら師団(バトラ)室を出ようとすると、後ろからシャオロンの溜め息が聞こえてきた。

「お前だけに押しつけるわけにはいかんやろが……ええわ、やるよ。今度は何?」

そう言ってゆっくりと立ち上がった彼に、アタシとショッピ先輩は意表を突かれて驚くのだった。

第222話🦇彼らしい→←第220話🦇面白くて変な奴



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わらび - レッツゴー怪奇団・・・? (2023年1月30日 15時) (レス) @page11 id: f5229e680c (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - ルリさん» ありがとうございます! 引き続き、ぜひぜひ楽しんでください(*´∀`*) (2022年8月16日 15時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
ルリ - 続編おめでとうございます!これからも読ませていただきます! (2022年8月16日 14時) (レス) @page29 id: ff4aa6de6f (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - ぺぺさん» ありがとうございます!! いかにオリ主ちゃんと原作ストーリーを上手く絡めるか、めちゃくちゃ悩んでひねり出してるのでそう言っていただけてすごく嬉しいです(*´∀`*) (2022年8月8日 23時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺ - 続編おめでとうございます!!いつも話の作り方上手ですごいです…✨️これからも楽しみにしてます!応援してます!! (2022年8月8日 21時) (レス) @page2 id: c8549fa0cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2022年8月8日 18時

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