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第177話🦇添い寝(?)再来 ページ34

*ミラ side*


「ミッション遂行参加型アトラクション!! “ZOMUKU(ゾムーク)”!!」

「うーん、ソレは2位!!」


「一部界隈では流行(はや)っとるらしいで、“チョキチョキ☆盆栽剪定”」

「57位」


次々と案が出されていく中、アタシはそろそろ飽きてきていた。

「ほら、ショッピも何か発言して……ショッピ?」

先ほどからずっと黙っていたショッピ先輩にシャオロンが声をかけると、彼の隣に座っていたウツが微妙な顔で告げた。

「あー……さっきからずっと寝とるで」

「嘘やろwww」

「神経が図太すぎる!!」

確かに、ショッピ先輩の椅子だけめっちゃふわふわで寝心地良さそうやなとは思ってましたけどもww まさかホンマに寝てはるとは……w

あー、でも……ええなぁ、アタシもなんか眠くなってきたわ。

かといって、こんな薄汚い師団(バトラ)室の床で寝たくなんてないし……あ、そーや。

以前ピケロくんを含めた3人でお昼寝した時のことを思い出し、アタシはおもむろにショッピ先輩に飛びついてやる。

「ぐえッ」

「ちょ、何してんのミラちゃん!?;;」

カエルが潰れたような声を漏らしたショッピ先輩に気付き、ウツが慌てた様子で声を上げる。

「何、って……飽きてきたしアタシも寝よーっと思って」

「だ、だからってなんでショッピくんの上に……」

「だってこんな汚い床で寝たくあらへんもん。アタシもこのふわふわ椅子で寝たいけど、ショッピ先輩押しのけるのは申し訳ないやん。その点、2人一緒に寝れば2人とも安眠が約束されるんやで!? マジでアタシ天才やろ!」

満面の笑みで答えたアタシに、トントンは頭を抱えて深々と溜め息をついてしまった。なんで?? アタシ変なこと言うた?……ま、ええか。←

「というワケなんで、おやすみなさーい」

椅子から落ちないようショッピ先輩にギュッとしがみつき、アタシはものの数秒で眠りに落ちていった。

第178話🦇童帝から見た恋愛事情→←第176話🦇ガバガバ判断基準



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空文 晴霧(プロフ) - くろほたるさん» こちらこそ素敵な感想ありがとうございます!! そうなんです、一方的じゃなくて互いに大きな存在となってるんですよ…!!! そう言っていただけると、頑張ってオリジナルストーリーを書き上げた甲斐があります(*´ ˘ `*) (5月21日 7時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
くろほたる(プロフ) - お互いがお互いを無意識に救いあっている💣🪞がなにより愛おしいです!!!!この絡みでオリジナルストーリーを作って頂き本当にありがとうございます…!!!! (5月21日 6時) (レス) id: 917d162833 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - 暁さん» 私もそう思いながら書きました…!!! 喜んでいただけて何よりです!! (2023年3月30日 21時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
- オうふっ...ゾムさんとの絡みてえてえ...っ! (2023年3月30日 13時) (レス) @page20 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - すずねこさん» かわいいですよね…!!!(激しく同意) (2022年11月26日 16時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2022年7月18日 13時

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