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第174話🦇来たれ、師団披露!! ページ31

*ミラ side*

『『師団(バトラ)披露(パーティー)をしよう!!』』

食堂のテレビにてダリ先生とスージー先生が、仲良く師団(バトラ)披露(パーティー)の宣伝をしていた。

その映像に、アタシたち我々師団(バトラ)1年生ズは釘付けになる。

「へ〜〜! こんなイベントあるんや」

「なんやお前ら、知らんのかい」

「アタシも噂は聞いてたけど、どんなんかはよう知らんなぁ。けど、楽しそうな響きやわ」

「それな! “師団(バトラ)によるお祭り”ってマジなん? 楽しみやな〜!」

興奮するアタシたちに、トントンは頷きながら語り出す。

「そうやな、出し物もあるけど……一番のお楽しみはやっぱりコレやろ! 優秀な披露をした師団(バトラ)に贈られる……豪華商品!!」

「あぁ、さっきテレビでも流れてたな。確か1位は、団員全員が位階(ランク)アップできるんやろ?」

「狙うならやっぱ1位(ソレ)だよな! 今度こそ位階(ランク)昇級して注目を……」

シャオロンが言いかけたその時、テレビからスージー先生が告げる。

『3位の努力賞には……―――豪華師団(バトラ)室を贈呈します!!』

その瞬間、4人の目の色が変わった。

あー……これは、完全に目標すり変わりましたな。

「コレやろ!! 俺らに一番必要なやつ!!」

「ええやんめっちゃ綺麗!!」

「ここならもう虫に怯えなくて済むやんな!?」

4人で盛り上がる中、シャオロンがアタシのほうを向いて口を開く。

「なぁ、ミラもそう思うやろ!? 3位()って、豪華師団(バトラ)室ゲットしてやろうぜ!!」

「あはっ、アタシは楽しけりゃ何でもええよ」

「おーし決まったな!」

バンッ!とテーブルを叩き、シャオロンはニヤッと笑う。

「次の師団(バトラ)披露(パーティー)、我々師団(バトラ)のミッションは―――3位を()って豪華師団(バトラ)室を手にすることや!!」

意気込むシャオロンを見つめ、トントンがボソリと呟く。

「染まったなぁ、俺ら……」

「んっふふ……楽しそうやし、ええんやない?」

というわけでその日の放課後、早速師団(バトラ)披露(パーティー)の出し物について話し合うことになった。

第175話🦇議会、開会→←第173話🦇非常勤講師の想い



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空文 晴霧(プロフ) - くろほたるさん» こちらこそ素敵な感想ありがとうございます!! そうなんです、一方的じゃなくて互いに大きな存在となってるんですよ…!!! そう言っていただけると、頑張ってオリジナルストーリーを書き上げた甲斐があります(*´ ˘ `*) (5月21日 7時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
くろほたる(プロフ) - お互いがお互いを無意識に救いあっている💣🪞がなにより愛おしいです!!!!この絡みでオリジナルストーリーを作って頂き本当にありがとうございます…!!!! (5月21日 6時) (レス) id: 917d162833 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - 暁さん» 私もそう思いながら書きました…!!! 喜んでいただけて何よりです!! (2023年3月30日 21時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
- オうふっ...ゾムさんとの絡みてえてえ...っ! (2023年3月30日 13時) (レス) @page20 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - すずねこさん» かわいいですよね…!!!(激しく同意) (2022年11月26日 16時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2022年7月18日 13時

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