第154話🦇既視感イメチェン ページ11
*ミラ side*
ある日の授業中、聞き慣れない音が右隣から聞こえてきたのでそちらへと顔を向ける。
「……シャオすけ、さっきからうるさいんやけど」
「え?」
アタシの左隣に座っていたゾムも、気付いていたようで
「それ、俺も思った。さっきからカチカチうるさいねん……」
「何が?」
「いや、何がじゃなくて。てかお前その指輪何?」
ゾムの指摘した通り、シャオロンの手には指輪がはめられていた。それも、両手の指全てに。
「あんさん、そんなの付けてへんかったやろ」
「……いや〜? 前から付けとったで? たま〜に」
「え…そうだっけ……?」
ゾムさん、騙されたらアカンって。アタシが撮ったどの写真見返したって、絶対あんな指輪無いからw
というか、全部の指に指輪付けるって……ジャズくんの真似やろ、確実に。
シャオロンの奴、
「指痛そうやな……」
「気にするとこそこなん?ww」
先生にバレへんよう小声で会話していると、後ろの席からウツが声をかけてきた。
「おいお前ら。授業中やぞ……私語は
「んぶっふwwww」
振り向いたアタシは、ウツの髪型を見て
ぜw絶ッ対カルエゴ先生意識しとるやんコレwww
「……あ〜〜、大先生…髪型変えた?? 今日なんかすごい既視感のあるヘアスタイルやねんけど……」
「あ?? 身だしなみを整えるのは常識やろ。ゾムももっと気ぃ遣ったほうがええで。あ、ミラちゃんはそのままで充分かわいいからね♡」
「あwあざーっすww」
ヒィヒィ笑いながらウツの姿をス魔ホで撮っていると、横からゾムにチョイチョイとつつかれた。
「なぁ、ミラ…これ、
「んー? さてねぇ。ま、とりあえずほっといてみようや。おもろくなりそw」
「はぁ……ま、どうせ明日には戻っとるやろ」
しかし、残念ながらゾムの予想は当たらず……2人のファッション(?)は、どんどんエスカレートしていくのであった。
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空文 晴霧(プロフ) - くろほたるさん» こちらこそ素敵な感想ありがとうございます!! そうなんです、一方的じゃなくて互いに大きな存在となってるんですよ…!!! そう言っていただけると、頑張ってオリジナルストーリーを書き上げた甲斐があります(*´ ˘ `*) (5月21日 7時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
くろほたる(プロフ) - お互いがお互いを無意識に救いあっている💣🪞がなにより愛おしいです!!!!この絡みでオリジナルストーリーを作って頂き本当にありがとうございます…!!!! (5月21日 6時) (レス) id: 917d162833 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - 暁さん» 私もそう思いながら書きました…!!! 喜んでいただけて何よりです!! (2023年3月30日 21時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
暁 - オうふっ...ゾムさんとの絡みてえてえ...っ! (2023年3月30日 13時) (レス) @page20 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - すずねこさん» かわいいですよね…!!!(激しく同意) (2022年11月26日 16時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2022年7月18日 13時