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第166話🦇新コース会議 ページ23

*ミラ side*

「はーい、ちゅうもーく!」

アスレチック師団(バトラ)室にて、アタシはラッダァ先生と共に団員たちの前に立ち、新コース会議を取り仕切っていた。

「わたくし、我々師団(バトラ)のミラといいます〜! 今回はラッダァ先生のご依頼を受けて、新コース作りに協力させてもらいますんで! どうぞよろしく〜」

ニッコリと笑ってご挨拶すると、団員たちは戸惑いつつもまばらな拍手を返してくれた。

「んじゃ、早速新コース案について話していきたいんやけども……シュピーゲルの生まれであるアタシが(たずさ)わるからには、やっぱりコレは使いたい! 鏡!!」

言いながら、アタシはホワイトボードのド真ん中に[鏡]と大きく書いた。

「か、鏡をどうアスレチックと組み合わせるの……?」

おずおずと尋ねてきた団員さんに、アタシは笑みを浮かべて口を開く。

「鏡ってな、ヒトを惑わすことに()けた物なんですわ。たとえばこういう話、聞いたことありません? 鏡に向かって『お前は誰だ』と問いかけ続けると、やがて精神が崩壊する……って噂」

「あ、聞いたことあるかも……」

どうやら有名な噂だったらしく、団員たちは顔を見合わせて頷く。

「まーそんな感じで、使いようによっては恐ろしい物なんですけど……さすがにアスレチックの中でそんな使い方はしません。今んとこアタシが考えてんのは、簡単に言うと鏡の迷宮ですわ」

「迷宮……鏡で迷路みたいなコースを作るってことか?」

ラッダァ先生からの問いかけに、「そうです」と答える。

「四方八方鏡で囲った迷路は、恐らく相当難易度が高くなる。もちろん、主役はあくまでアスレチックなんで、その迷路の中にいろんな仕掛けを用意するつもりですけど……そこはまぁ、専門家である皆さんの力をお借りするということで」

ひと通り自分の考えを伝えると、団員たちの表情がどことなく明るくなった。

「鏡の迷路か……今までに無い感じで、楽しそうかも」

「うんうん。せっかくなら、鏡を活かせるような仕掛けが良いよな」

何やら盛り上がる団員たちを見て、ラッダァ先生はふっと笑う。

「さすがだな、ミラ。この短時間ですげぇ良い案出すじゃん」

「ま、急ごしらえの割には好感触で何よりですわ。さすが天才のアタシやわ〜」

方向性はアタシの案で無事固まったので、早速コースの詳細を練っていくことにした。

第167話🦇発想のポジティブ転換→←第165話🦇相談内容



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空文 晴霧(プロフ) - くろほたるさん» こちらこそ素敵な感想ありがとうございます!! そうなんです、一方的じゃなくて互いに大きな存在となってるんですよ…!!! そう言っていただけると、頑張ってオリジナルストーリーを書き上げた甲斐があります(*´ ˘ `*) (5月21日 7時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
くろほたる(プロフ) - お互いがお互いを無意識に救いあっている💣🪞がなにより愛おしいです!!!!この絡みでオリジナルストーリーを作って頂き本当にありがとうございます…!!!! (5月21日 6時) (レス) id: 917d162833 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - 暁さん» 私もそう思いながら書きました…!!! 喜んでいただけて何よりです!! (2023年3月30日 21時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
- オうふっ...ゾムさんとの絡みてえてえ...っ! (2023年3月30日 13時) (レス) @page20 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - すずねこさん» かわいいですよね…!!!(激しく同意) (2022年11月26日 16時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2022年7月18日 13時

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