第99話🦇燃ゆる対抗心 ページ4
*シャオロン side*
「まぁまぁ……無理して不慣れなことせんでもええやん」
「シャオちゃん……」
ボロボロになった大先生の肩にポンと手を置き、グッと親指を立ててやる。
「俺はたとえ大先生が“
「うえええん嫌いだぁぁぁぁ！！！」
「大丈夫なんかな、大先生……」
「あー、心配せんでええよ」
トントンに答える形で、俺はふっと大先生のほうを見やった。
「アイツ、やると決めたらやる男やから。伊達に“大先生”なんて大層なあだ名付いてへんよ」
「ふーん……さすが、腐れ縁ですなぁ。説得力が違うわ」
俺の言葉を聞いてそうぼやいたミラは、おもむろにこちらにボールをパスしてきた。
「ところでなぁ、シャオロン……アタシもアンタの球、体験してみたくなってん。ちょいと投げてくれへん？」
「おッ、ええで！ 言っとくけど、俺は大先生と違って女だろうと手加減せんからな！」
「望むところや」
挑発的にほくそ笑んだミラを見据え、距離をとってから構える。
「おっしゃ……いくで！！」
宣言通り手加減無く全力で投げた球は、真っ直ぐミラのほうへ飛んでいく。
この豪速球を彼女がどう受け止めるのか期待していると、やはり彼女は家系能力で鏡を出してきた。
彼女を護るように現れたその巨大鏡は、俺の豪速球を受けたにもかかわらず割れることは無く。
「防御力に全振りした、アタシ最高の防御用
鏡の後ろから顔を出してフッと笑うミラに、俺はゾクゾクとした。
「おもろいやんけ……。クラスでも最高
「んっふふ……やっぱりシャオさんはそうこんとな。アンタとチームが分かれること、切に願っとくわ」
バチバチと火花を散らし合う俺とミラを、トントンは呆れたように、ゾムはキラキラとした眼差しで見守っていた。
これは、処刑玉砲の日が
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空文 晴霧(プロフ) - かりんとうさん» ありがとうございます！！ 悪周期、いずれ書きたいとは思ってるんですよね…！！ 展開的にかなーーーり先の話になるかもしれませんが、いつか実現させたいと思います( *´꒳`* ) (2022年6月27日 20時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう - とてもおもしろかったです！少し図々しいですが私はミラちゃんの悪周期が見てみたいです！ホントに図々しいですがよろしくお願いします!!更新頑張って下さい!楽しみに待っています!! (2022年6月27日 20時) (レス) id: 58b8eec53b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2022年5月31日 13時
