第87話🦇等価交換 ページ40
*ミラ side*
ショッピ先輩がピケロくんを連れて向かった先は、なぜか我々
なんでも、とっておきの寝床情報を提供すると言ってピケロくんを連れ出したらしいが……。
「きっったな!! いつもこんなとこで寝てんの……!?」
「うん、アタシも同意やわw」
まだ数えるほどしか来てへん場所やけど、改めて見てもやっぱ汚いなぁ……。
「いや、案外ここ日当たりが良いんですよ。特に団長の席辺りが……」
「あー、なるほど。せやからショッピ先輩、いっつもそこで寝よるんですね」
「納得してる場合じゃないでしょ! は〜、騙された…帰る……!」
くるりと背を向けて出ていこうとしたピケロくんを、ショッピ先輩はとある物を取り出して引き止める。
「……それに、僕にはこの特別な寝具がありますから」
そう言ってショッピ先輩が取り出したのは、彼が愛用している寝袋。
ソレを見て、何やらピケロくんは興味が湧いてきたらしく。
そのことに目ざとく気付いたショッピ先輩は、悪い顔でピケロくんに話を持ちかけた。
「どうですか? ここはひとつ…等価交換といこうじゃありませんか……」
ただ、雲みたいな寝具と寝袋を交換するってだけやのに……そんな悪いオーラ出す必要あります?←
ま、ショッピ先輩らしいかなぁ……なんて思いつつ、アタシは2人のやり取りを見守った。
70人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空文 晴霧(プロフ) - すずねこさん» おおお…良い考察ですね(*¯꒳¯*) ミラちゃんの家系についてはいずれ描くつもりなので、どうぞお楽しみに! (2022年11月24日 20時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
すずねこ - シュピゲール(あってなかったらすみません)家の鳥籠の中に自分(ミラちゃん)閉じ込められているように見えるから気に入らなかったのかな?面白かったです! (2022年11月24日 17時) (レス) @page50 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2022年5月12日 11時