第81話🦇ピンクのふわふわと、2人 ページ34
*グルッペン side*
「ふむ……改めて見てみると、やはり見事だな」
放課後―――誰も居ない屋上で、俺は独りピンクのふわふわを見上げていた。
そんな時、不意に背後からス魔ホのシャッター音がしたので振り向く。
「絵になりますねぇ、色男さん」
構えていたス魔ホからひょこっと顔を出してニヤッと笑ったのは、予想通りミラ嬢で。
「これはこれは……私のような悪魔に、このような綺麗な花は似合いませんよ。美しいものは、美しいものと並ぶのが一番だ。たとえば……そう、アナタとか」
「あはっ、相変わらず口がお上手なようで」
ス魔ホを下ろし、彼女は俺の隣まで歩み寄ってくる。
「新入団員歓迎会、あんさんも来れば良かったのに。めっちゃ盛り上がりましたで？」
「……いや、途中から行ったんだが…シャオロンとウツに、ピンクのふわふわと被って邪魔だと言われて……。不本意ながら、ずっと
「すみっ○ぐらしやんwww マジか〜、全く気付きませんでしたわw」
「ミラ嬢……それ、追い討ちかけてるってわかってる？？」
全く話を聞かず爆笑しまくる彼女に、俺は話題をそらすためこう告げた。
「……しかし、まさかアナタが参加していたとは思いませんでしたよ。入団していないというのに、随分と我が
「まーね。最初は遠慮したんやけど、ショッピ先輩にどうしても言われまして」
「ほう…彼が……」
どうやら、めんどくさがりのアイツにしてはえらく執心してるみたいやな……。
後輩の顔を思い浮かべてニヤニヤしていると、ミラ嬢がおもむろに口を開いた。
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空文 晴霧(プロフ) - すずねこさん» おおお…良い考察ですね(*¯꒳¯*) ミラちゃんの家系についてはいずれ描くつもりなので、どうぞお楽しみに！ (2022年11月24日 20時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
すずねこ - シュピゲール(あってなかったらすみません)家の鳥籠の中に自分(ミラちゃん)閉じ込められているように見えるから気に入らなかったのかな？面白かったです！ (2022年11月24日 17時) (レス) @page50 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2022年5月12日 11時
