第74話🦇真の目的 ページ27
*ミラ side*
「まぁまぁ、落ち着いてください皆さん」
やんややんやと騒ぐ3人をなだめ、チーノ先輩はぐるぐるメガネをクイッと指で押し上げる。
「嘘かどうかはこれから調査するんですよ。もしこの伝説が本物で、本当に願いが叶うのであれば……明日魔界を制するのは、我々かもしれないでしょう？」
……本当に願いが叶うなら、か。
「……ミラさん？」
「えッ……」
チーノ先輩の話を聞いてシャオロンが目を輝かせるのをよそに、ショッピ先輩がアタシに声をかけてくる。
「どうしたんですか、ボーッとして」
「……いーえ、別に何もないですよ」
笑ってはぐらかすと、ショッピ先輩は「……そうですか」とそれ以上は突っ込んでこなかった。
そうこうしているうちに、シャオロンは案の定チーノ先輩の話にノッてしまったらしく。
「フフ……ノりましたね。それではこれより……我々
一瞬で歓迎会の準備をしてしまった先輩方に、アタシたちはポカンとする。
シャオロンたち3人が座らされるのを突っ立ったまま眺めていると、ショッピ先輩に袖を引かれた。
「ほら、アナタも座ってください」
「え。いや〜……でもアタシ、まだ
「そんなこと関係無く、俺がアナタに参加してほしいんです。それとも……
そんなことを言われてジッと見つめられ、アタシはふっと溜め息混じりにほくそ笑む。
「意地悪な
「やと思いました。変な遠慮なんてせず、楽しんでってくださいよ」
安心したように微笑む先輩に負け、アタシも歓迎会に参加させてもらうことにした。
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空文 晴霧(プロフ) - すずねこさん» おおお…良い考察ですね(*¯꒳¯*) ミラちゃんの家系についてはいずれ描くつもりなので、どうぞお楽しみに！ (2022年11月24日 20時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
すずねこ - シュピゲール(あってなかったらすみません)家の鳥籠の中に自分(ミラちゃん)閉じ込められているように見えるから気に入らなかったのかな？面白かったです！ (2022年11月24日 17時) (レス) @page50 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2022年5月12日 11時
