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第70話🦇有頂天シャオちゃん ページ23

*ミラ side*

「いや〜、知ってましたとも!! 俺が!! 選ばれし存在であることは!!」

教室にてシャオロンは、襟元に付けた位階(ランク)(バッヂ)をわざとらしく見せつけまくっていた。

「ホンマ調子乗っとるなアイツ……」

「え? 何か言いましたか? 大先生の位階(ランク)は何だったかな〜〜〜〜〜?」

サッと位階(ランク)(バッヂ)を隠すウツやけど、みんなお前が“1(アレフ)”やって知ってんでw

「ハイ雑魚〜〜、虫ケラ〜〜ww」

「シャオさんや……えらいご機嫌やけど、アタシが“3(ギメル)”ってこと忘れてへん?」

「わかっとるって! せやからこうして、俺より位階(ランク)の低い相手限定で威張り散らしとるやんか」

「うむ、わかってるんならよろしい」

「よろしくないよミラちゃぁん!! たしゅけてぇ!;;」

泣きながら助けを求めてくるウツを、アタシは無慈悲にス魔ホで撮った。うわすっごいブサイク。←

「まぁまぁ、気にすんな大先生。1年生は普通、みんな“1(アレフ)”やから……」

と、“2(ベト)”のトン氏が言っておりますw

「お前もさりげなく煽っとるやろ!!」

案の定、トントンの慰めの言葉はウツには届かなかったらしい。

「そいや俺、気絶しとって聞いとらんかったけど……ゾム! お前は位階(ランク)何やったん?」

ふと思い出したようにシャオロンは、椅子に座って爆弾お手玉をしていたゾムにそう尋ねた。いや、何そのお手玉楽しそ。←

「え? オレ? “1(アレフ)”!!」

ゾムの返答を聞き、シャオロンは「えッ!?」と驚きの声を漏らす。

「嘘やろお前、あんだけ魔術使いこなせんのに……」

「コイツ、レースも3位やったのになぁ。使い魔召喚でヘマでもしたんか?」

「……え?」

トントンからの問いかけに、ゾムは首をひねる。

「使い魔……召喚??」

「え、何その『初めて聞きましたよ』のリアクション」

「いや、現に初めて聞いたし……」

ゾムの言っていることを理解した瞬間、アタシは(たま)らず吹き出した。

「まさかお前……使い魔召喚サボったんか!?」

「あっはっはっはっ!!wwwww そwそんな奴おりゅ!?wwww」

「何ソレ知らん……遊んどったわ」

「ぶっはwwwwww」

「アカンッ、ミラちゃんが笑い死んでまう!;;」

ウツが慌ててアタシを笑い止ませようしたが、突然響き渡った衝撃音に、アタシの笑いは自然と引っ込んだ。

第71話🦇開花→←第69話🦇最初で最後の言及



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空文 晴霧(プロフ) - すずねこさん» おおお…良い考察ですね(*¯꒳¯*) ミラちゃんの家系についてはいずれ描くつもりなので、どうぞお楽しみに! (2022年11月24日 20時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
すずねこ - シュピゲール(あってなかったらすみません)家の鳥籠の中に自分(ミラちゃん)閉じ込められているように見えるから気に入らなかったのかな?面白かったです! (2022年11月24日 17時) (レス) @page50 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2022年5月12日 11時

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