第50話🦇後始末 ページ3
*シャオロン side*
「は〜、ブルシェンコ先生めっちゃ怒ってたなぁww」
「お前はあの怒りを受けてなんでそんなに笑ってられるんや……;;」
その日の放課後、俺とミラは例の告白文をモップで地道に消していた。
「というかそもそも、お前が俺と一緒に怒られに行ったのって……」
「もちろん、おもろそうやったから☆」
「あん時のブルシェンコ先生の顔、ケッサクやったわ〜！」と上機嫌な様子のミラに、俺はもはや呆れを通り越して感心していた。
「お前、やっぱ大物やな……」
先生の怒り顔見たいがためにわざわざ自分から怒られに行くなんて、マジで理解できん……;;
「なんにせよ、結局また俺の評価はだだ下がり……」
ガックリと肩を落としたその時、後ろからモップをバケツに突っ込む音が聞こえてきた。
振り向いて見てみると、そこにはトントンと、トントンに引きずられる形でやって来た大先生が。
「手伝いに来たで〜」
「なんやお前ら、俺1人でいい言うたやろ……！」
「まぁまぁ。すでにアタシが手伝いよるわけやし、別にええんやない？」
ミラにそう言われて微妙な顔をする俺に向け、上のほうから新たな声が降ってきた。
「……シャオロンさんが言うほど、悪いことばかりでもないですよ」
いつから居たのか、校舎の上部に腰掛けていたショッピが言葉を続ける。
「相談者はすごく感謝してたじゃないですか、我々
ショッピにそう言われ、ハッと思い出す。
確かに……今朝残念な結果になった直後、相談者に感謝を述べられたっけな。
「いやぁ、うちの
「なッ……な！！ おッ、おだてたってそうはいかへんぞ！！」
慌ててそう言い返し、「水くんでくる！」と俺はその場から逃げるように離れた。
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空文 晴霧(プロフ) - すずねこさん» おおお…良い考察ですね(*¯꒳¯*) ミラちゃんの家系についてはいずれ描くつもりなので、どうぞお楽しみに！ (2022年11月24日 20時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
すずねこ - シュピゲール(あってなかったらすみません)家の鳥籠の中に自分(ミラちゃん)閉じ込められているように見えるから気に入らなかったのかな？面白かったです！ (2022年11月24日 17時) (レス) @page50 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2022年5月12日 11時
