第60話🦇ペアの思惑 ページ13
*ミラ side*
ブルシェンコ先生の長ったらしいご説明が終わり、早速飛行
「言っとくけど、ペアやからって仲良しこよしするつもりはあらへんからな。付いてこれんかったら容赦無く置いてくで」
「あッ……あの！」
わたわたとアタシの後に付いてくるペアの男子は、突然こんなことを言い出した。
「アナタの家系能力で、ここからゴールまでワープとかできないかな？」
「……なんで？」
前に進むことはやめないまま、アタシはソイツに聞き返す。
「なんで、って……だって僕、その家系能力目当てで君とペア組んだんだもん。普通にやったって1位にはなれないからさァ」
進むことをピタリとやめて振り向くと、先ほどの人畜無害そうな悪魔はどこにもおらず……ニヤニヤと、意地汚い笑みを浮かべた男が目の前に居た。
「アタシの家系能力が目当てやと……？」
「当然じゃん。そうじゃなかったら、君みたいな面倒くさい悪魔と関わるわけないでしょ」
コイツ…アタシのことを、能力を…道具みたいに……。
「なんか、君と仲良くしてる悪魔もいるらしいけどさァ……どうせソイツらも、その能力目当てですり寄ってるだけでしょ？ そうじゃなきゃ、君と仲良くするなんてありえな＿＿＿」
「おっしゃ、わかった。アンタのお望み通り、ゴールまでワープさせたるわ」
ソイツの言葉を遮る形でそう言い、アタシは悪魔1人が映るくらいの大きさの
「マジで？ やったw 嫌々ながら君と組んだ
ゴール地点にあるであろう監視用のモニターを察知し、そことこの
ちゃんと繋がっていることを確認した上で、アタシは―――そのクソ野郎の顔面を思いっきり蹴飛ばし、
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空文 晴霧(プロフ) - すずねこさん» おおお…良い考察ですね(*¯꒳¯*) ミラちゃんの家系についてはいずれ描くつもりなので、どうぞお楽しみに！ (2022年11月24日 20時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
すずねこ - シュピゲール(あってなかったらすみません)家の鳥籠の中に自分(ミラちゃん)閉じ込められているように見えるから気に入らなかったのかな？面白かったです！ (2022年11月24日 17時) (レス) @page50 id: 7959e43801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2022年5月12日 11時
