第737話🦇不人気の独壇場 ページ21
*ミラ side*
ショッピ先輩のス魔ホのライトを頼りに食堂に向かって歩いていると、ふとあることに気が付いた。
「なぁなぁ、ショッピ先輩。なーんか食堂のほうから妙にリズミカルな音しません?」
「言われてみれば……」
その瞬間、食堂のほうから
それと同時に、聞き慣れた声が響き渡る。
『ヘイヘイ! 盛り上がっとるかお前らぁ! 今宵は
ミラーデビル輝くステージの上には、シャオロンが居た。さらには、黄金のプロテインパンもステージ上からばら
「あ〜ららぁ……完全にシャオすけの独壇場ですな」
「シャ…シャオさん……!? なんで…足止めしたはずなのに……」
ワナワナと震えるショッピ先輩の横で、アタシはステージ上でノリノリになっているシャオロンをス魔ホで撮ってやる。
すると、シャオロンがアタシたちに気付いたらしくマイクを持ったまま口を開いた。
『おッ、来たかお前ら! そしてショッピくん! 俺のイタズラ手伝ってくれてありがとぉ!』
「は!?」
驚くショッピ先輩に、シャオロンは事の経緯を説明する。
『ショッピくんが校内暗くしてくれたおかげで……探してたミラーデビル見つけられたし、ついでにパンもこっそり持ち出せて一石二鳥! 俺は要らんからばら
なるほど……他人の工作を自分のものにするなんて、おもろいことやってくれるやんアイツ。
『あぁ〜〜! 黄色い声援気持ちいいいい!!! ねぇ? 2人とも???』
「まー、良いとこ持ってかれたんは悔しいけど……おもろいモンいっぱい見れたし、満足やわ〜」
「ま……まぁ? 今日は本気じゃなかったから??」
「いやめっちゃ悔しそうですやんw」
見たことも無いほど汗を流しながら目を泳がせるショッピ先輩をス魔ホに収めていると、ふとシャオロンの近くに“ある悪魔”を見つけて「あ」と声を漏らす。
「? ミラさん?」
不思議そうにこちらを見やるショッピ先輩を置いて、アタシはこっそりその場から離れた。
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空文 晴霧(プロフ) - ぎおののーとぱそこんさん» コメントありがとうございます! アズくんとの絡みは私もめちゃくちゃ楽しんで書いてます(笑) ファンクラブ立ち上げましょう!!\( `꒳´ )/ これからも応援よろしくお願いします! (2023年4月7日 9時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
ぎおののーとぱそこん - 二回目のコメント、別機種から失礼します〜ミラちゃんと魔主役もやが、魔入間たち(とくにアズ君)の絡みが…神…。ミラちゃんと我々怪盗団…最高っす…悪魔ミラちゃん、性格が素晴らしい…ミラちゃんファンクラブ立ち上げたいっすわ…。陰ながら更新応援してます!! (2023年4月7日 3時) (レス) @page3 id: 1e15dc8a80 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます!! ギャップの女・ミラちゃんですからね( *¯ ꒳¯*) 収穫祭編も気合いを入れて書きましたので、皆様にお披露目できる日が私も楽しみです(*´∀`*) (2023年3月27日 16時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 収穫祭で悪周期ミラさんが見れるのでは?と期待をしております!ミラさんの無邪気さと悪魔らしさのギャップでいつも心揺れてます〜!更新頑張って下さい! (2023年3月27日 15時) (レス) @page10 id: 925a09eca2 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - バー子さん» ありがとうございます!! どんどん匂わせていきますので、ご期待ください( *¯ ꒳¯*) (2023年3月26日 21時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2023年3月17日 19時