第436話🦇昨晩の事件 ページ7
*ミラ side*
「……？」
右目に傷のある1匹のデビルポークが現れたことにより、周りの豚たちは動きを止めた。
そのことに気付き、アタシは繰り出そうとしていた鏡の刃を静止させる。
「トントーン、大丈夫そ？」
上空から呼びかけると、トントンは「お、おう！」と応えた。
それを聞いてアタシは、構えていた
それに続き他の3人も下りてきたところで、例のデビルポークはゆっくりと歩き始めた。
顔を見合わせたアタシたちは、とりあえずその後に付いていくことにした。
ー＊ー＊ー＊ー
道中、デビルポークが何やらプギプギ言っていたが……何しゃべっとんのか全然わからへんわ。なーんか重要そうな話してるっぽいのになぁ……。
「えぇッ!? そんなことが!?」
「「トントンはなんで言葉通じてんねん……」」
「同族だからちゃうか？」
「いや草」
ゾムから「通訳してくれ」と頼まれたトントンが、デビルポークの語ったことを教えてくれた。
どうやら昨晩この里は、デビルポークの肉と毛皮を狙った悪魔に襲撃されたらしい。
観光客を装っていたその悪魔たちは、突然狼の姿に変化しデビルポークたちに襲いかかった。
ソイツらは、このデビルポークが撃退したらしいが……この事件のせいで、里のデビルポークたちは悪魔という存在を信用できなくなったのだという。
まぁ…自分を襲った相手が憎いって気持ちは、アタシも嫌というほどわかるけどな……。
そんなことを思い
「トントン……？」
立ち尽くすトントンの様子が気になり、アタシは彼へと声をかける。
「あのデビルポークに、何言われたん？」
「……………」
アタシの質問に答えること無く、トントンは無言で歩き出してしまう。
そんな彼が来た道を引き返そうとしていることに気付き、アタシたちは慌てて彼の後を追い始めるのだった。
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空文 晴霧(プロフ) - 天村 樹さん» んー、光線ではなく物理で攻撃してますね。すっごい雑に説明すると、鏡そのものを物が切れる程度に強化して操ってるって感じです。…伝わりますかねこれ(説明下手) (7月25日 21時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
天村 樹(プロフ) - すみません。 鏡の刃って光線のようなものですか、 それともガラスが変形しているのでしょうか 説明を読み忘れていたらすいません。 (7月25日 20時) (レス) @page41 id: 820ea18d0a (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - るい酸性さん» いつもありがとうございます！！ 悪周期、いずれ書けたらとは思ってるんですが…ちょっと他の悪魔とは違う感じにできればなぁと考えております。機会があればお披露目したいですね(*´∀｀*) (2022年10月14日 6時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
るい酸性(プロフ) - ミラさんの悪周期が気になってしまったこの頃です。。いつも読んでます！！ (2022年10月14日 3時) (レス) @page17 id: 825df6404c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2022年10月5日 21時
