第466話🦇豹変師団室!? ページ37
*チーノ side*
翌日、放課後―――
「先輩、アクバイトの怪我大丈夫です？」
「はいッ、もうすっかり！ 昨日ミラさんがほとんどの怪我を治してくれたから、あとはかすり傷程度ですよ」
「なら良かった。けど、もうあんな無茶はせんといてくださいね？ 先輩のボロボロな姿見るくらいなら、無理矢理にでもアタシのポケットマネーから団費に入れさせてもらいますんで！」
ビシッと俺の顔を指差しながら、ミラさんはそう言った。
その言葉に隠れている彼女の優しさが身に染みて、自然と頬が緩んでしまう。
「ちょっと、ちゃんと話聞いてます？ えらいポケーッとしてますけど」
「あああすみませんッ！！ もちろん聞いてましたよ！」
慌てて答えると、ミラさんは「ホンマかなぁ？」と苦笑気味にはにかんだ。
もう団費よりも何よりも、ミラさんからこんなに優しくしてもらえるだけでアクバイト頑張って良かったわ……！！！
なんてことを考えながら、俺は目の前にあるお馴染みのドアを開け放った。
その瞬間―――眼前に現れた光景に、俺は絶句した。
「おッ、ええところに来たなチーノ。ミラも。ちょっと見てくれへんかこれ！」
そう言うロボロさんは、ランニングマシンで走りながらサックスを吹いており。
ショッピは、豪華な椅子に座って最新の魔具で動画を見ていた。
それ以外にも、明らかに無駄と言える物が所狭しと置かれていて。
「お前が稼いだ金、バッチリ有効活用してやったぞ！ まぁちょっと赤字になってもうたけど、多少はね？」
「こういうのは“投資”って言うんや。
さていったいどうブチギレてやろうかと立ち尽くす俺より先に、ミラさんがスッと
「おい、お前らちょっと座れ」
いつもと違ったその冷酷な雰囲気に、上機嫌だった2人はピシッと固まる。
「え…ミ、ミラさん……？;;」
「ど、どうしたんやミラ。お嬢様的にも、前のオンボロ部屋よりこっちのほうが＿＿＿」
「ええから座れ言うてんねん。ぶち殺されたいんか」
その目が割と本気に見えてしまい、俺も含めてこの場に居る全員がゾッと寒気を覚えた。
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空文 晴霧(プロフ) - 天村 樹さん» んー、光線ではなく物理で攻撃してますね。すっごい雑に説明すると、鏡そのものを物が切れる程度に強化して操ってるって感じです。…伝わりますかねこれ(説明下手) (7月25日 21時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
天村 樹(プロフ) - すみません。 鏡の刃って光線のようなものですか、 それともガラスが変形しているのでしょうか 説明を読み忘れていたらすいません。 (7月25日 20時) (レス) @page41 id: 820ea18d0a (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - るい酸性さん» いつもありがとうございます！！ 悪周期、いずれ書けたらとは思ってるんですが…ちょっと他の悪魔とは違う感じにできればなぁと考えております。機会があればお披露目したいですね(*´∀｀*) (2022年10月14日 6時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
るい酸性(プロフ) - ミラさんの悪周期が気になってしまったこの頃です。。いつも読んでます！！ (2022年10月14日 3時) (レス) @page17 id: 825df6404c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2022年10月5日 21時
