第460話🦇授業中断 ページ31
*ミラ side*
突然アタシたちの目の前まで来たかと思えば、シチロウ先生はイルマの背中にトスッと触れた。
「ツノは無くとも、羽さえあれば逃げ……」
……うん? どしたんやろシチロウ先生、急に黙り込んで……。
「あれ…ば…あれ……」
めっちゃイルマの背中さわさわしてる……と思いきや、ズイッとイルマに顔を寄せたシチロウ先生はそのままイルマを肩に担ぎ上げた。
「わぁっ!!」
「イルマ様!!;;;」
「君たちは教室に戻ってなさい!」
それだけ言い残し、シチロウ先生はイルマを担いだまま教室を飛び出していってしまった。
「な、なんということだッ…イルマ様が、あのバラム先生に目をつけられてしまった……!!」
「アリスくんや……そんなに恐れんでも、シチロウ先生は悪い
「キサマの言うことは信用できん!!!」
「え〜、ひっどーい」
わざとらしくそう言いながら、アタシは机に広げていたノートを片付ける。
「アタシ、もっとシチロウ先生と空想討論したいから捜してくるわ。ついでにイルマのこと聞いといたげるから、2人はとりあえず教室戻り?」
「ぐぬぬぬ…信用ならんが、仕方あるまい……。イルマ様の無事が確認でき次第、すぐに連絡しろ!!」
「またねー、ミラミラ! 入間ちのことよろしく!」
「はいよ〜」
クララの首根っこを掴んで引きずる形で、アリスは荒々しく教室を出ていった。
信用ならない、と口では言うてるけど……なんだかんだイルマのこと任せてくれるのは、やっぱそれなりに信頼してくれてるってことなんやないかなぁ。
なーんて……本人に聞いてもどうせ否定するだけやろうから、絶対言ってやらんけどな♪
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空文 晴霧(プロフ) - 天村 樹さん» んー、光線ではなく物理で攻撃してますね。すっごい雑に説明すると、鏡そのものを物が切れる程度に強化して操ってるって感じです。…伝わりますかねこれ(説明下手) (7月25日 21時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
天村 樹(プロフ) - すみません。 鏡の刃って光線のようなものですか、 それともガラスが変形しているのでしょうか 説明を読み忘れていたらすいません。 (7月25日 20時) (レス) @page41 id: 820ea18d0a (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - るい酸性さん» いつもありがとうございます!! 悪周期、いずれ書けたらとは思ってるんですが…ちょっと他の悪魔とは違う感じにできればなぁと考えております。機会があればお披露目したいですね(*´∀`*) (2022年10月14日 6時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
るい酸性(プロフ) - ミラさんの悪周期が気になってしまったこの頃です。。いつも読んでます!! (2022年10月14日 3時) (レス) @page17 id: 825df6404c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2022年10月5日 21時