第451話🦇迫る終末日 ページ22
*ミラ side*
夏の陽気が強まってきた、ある日のホームルームにて。
浮き足立つ生徒たちを前に、ブルシェンコ先生は口を開く。
「学期末ということで、今日から短縮授業となる。来週からはいよいよ……」
「「「「終末日だーーーーッ！！！」」」」
ズッコケ4人組は案の定、目前に迫った長期休暇に浮かれまくっていて。すでに遊ぶ気満々の格好をしているくらいだった。
「ねぇねぇ終末日さぁ、トントン
「おお、ええよ。客用の布団人数分用意しとくわ」
「オレ肉持ってくから
「えッ。あ〜……うん、そうやね。楽しみにしとく」
アタシがそう答えると、4人は再び終末日について語り合い始めた。
その様子を横目に、アタシは誰にも気付かれないようこっそり溜め息をつく。
確かに、みんなと遊べるのは嬉しいけど……それ以上に、家に
あーあ……めんどくさい。
再び小さく溜め息をこぼしたその時、ブルシェンコ先生が4人に向かって告げる。
「まさかとは思うが、お前たち…休みの前にテストがあることを忘れてないだろうな……」
その言葉を受けた4人(＋1匹)は、今初めて知ったようなリアクションをした。
かと思えば、どこから取り出したのか伊達メガネをかけたシャオロンが、「知ってましたよ」アピールをし始める。
「やだなぁ先生。僕たちの脳は、全ての
「ククッ…レモン1個に含まれるビタミンはレモン1個分……」
いや、『ククッ』じゃないんよウツ。言うとることアホ丸出しやからな？
「忘れてたなら忘れてたって素直に言いなさい。もう先生その程度じゃ怒らないから……」
ブルシェンコ先生も、すっかり苦労教師が板についてきましたなぁ。
「浮かれる気持ちはわかるが……しっかり切り替えるように。なんせ今度の終末テスト、赤点取ったら休暇返上で補習地獄だからな」
彼らにとっては絶望的とも言えるその内容を聞かされ、4人は揃って絶叫した。
かくいうアタシは、正直どうでもいいと思っていた。
補習地獄か、家地獄か……アタシからすれば、どちらも大差無いように思えてしまうから。
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空文 晴霧(プロフ) - 天村 樹さん» んー、光線ではなく物理で攻撃してますね。すっごい雑に説明すると、鏡そのものを物が切れる程度に強化して操ってるって感じです。…伝わりますかねこれ(説明下手) (7月25日 21時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
天村 樹(プロフ) - すみません。 鏡の刃って光線のようなものですか、 それともガラスが変形しているのでしょうか 説明を読み忘れていたらすいません。 (7月25日 20時) (レス) @page41 id: 820ea18d0a (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - るい酸性さん» いつもありがとうございます！！ 悪周期、いずれ書けたらとは思ってるんですが…ちょっと他の悪魔とは違う感じにできればなぁと考えております。機会があればお披露目したいですね(*´∀｀*) (2022年10月14日 6時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
るい酸性(プロフ) - ミラさんの悪周期が気になってしまったこの頃です。。いつも読んでます！！ (2022年10月14日 3時) (レス) @page17 id: 825df6404c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2022年10月5日 21時
