第41話🦇無慈悲な評価 ページ42
*ミラ side*
「シャオ氏ー、食べへんの?」
ある日の昼休み―――食堂に来たというのに、シャオロンは使い魔召喚の評価が書かれた紙をずっと眺めていた。
そこに書かれてある評価は、無慈悲にもD−。
「メシなんか食うとる場合やないわ……。俺の華々しい学園ライフが、早くも大ピンチや……」
わなわなと手を震わせるシャオロンをよそに、ウツはその向かい側でもぐもぐとメシを食っている。
「気にしすぎやぞシャオロン。まだ始まったばかりやないか」
「始まったばかりでこれやぞ!?」
うーん、これはだいぶご乱心ですなぁ……。
「入学早々怪しい
青い顔で頭を抱えて嘆いていた彼の口に、彼の分のメシをズボッと突っ込んでやる。
「焦る気持ちはわからんでもないけど、とりあえずメシは食っとき。栄養失調とかでぶっ倒れたら、元も子もないやん?」
「ん……それも、そうやな」
ストンと大人しく座り、シャオロンはようやくメシに手をつけ始めた。
そんな彼の隣で、アタシも自分の食事を進める。
「僕は気にしとらんけどなぁ。なぜなら、入学してから新しい彼女が4人もできたから♡」
「え、いつの間にww」
「……お前の彼女軍団、増減激しない?」
このクズは一生結婚できひんのやろなぁ……とどうでもいいことを考えながらメシを食っていると、ふと背後から聞き覚えのある声がかけられた。
「よぉ、隣ええか?」
シャオロンと共に振り向くと、そこには……あの豚頭の悪魔――トントンが立っていた。
第42話🦇笑わないわけがない→←第40話🦇変わったのはお互い様
181人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「魔入りました!入間くん」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空文 晴霧(プロフ) - めりいさん» こちらこそ読んでくださってありがとうございます! 名前も含めてオリ主ちゃんのこと好きになってもらえれば嬉しいです(*´∀`*) これからもぜひ楽しんで読んでください! (2022年11月26日 17時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
めりい - 初コメです。最初は名前固定で読んでなかったんですけど見てみたらめっちゃ好みの設定で今現在めちゃくちゃにハマっております。こんな面白い作品を作ってくれてありがとうございます。 (2022年11月26日 14時) (レス) @page50 id: 868d42c4e7 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - 魔入間と言えば推しさん» そうなんですよね、名前固定を受け付けない方もいるので悩みどころなのですが…こだわりを持って作ったキャラなので、ドストライクにハマって良かったです(笑) ストーリーも力を入れて書いてますので、ぜひ楽しんでください!! (2022年10月13日 16時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
魔入間と言えば推し - 最初は「名前固定かぁ」と思ってたけども名前がオリキャラと「同じ名前だったので良いかぁ」と思って見てたら設定の姿が好みドストライクで思わず叫びました← 応援を前提に頑張らせていただきます!!!!! (2022年10月13日 14時) (レス) @page10 id: ea30576081 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - ぎおさん» コメントありがとうございます! 良くも悪くも“悪魔らしい子”を目指して練り上げた夢主ちゃんなので、彼女のキャラクターも込みで物語を楽しんでいただければ幸いです(*^^*) 不自然にならないよう絡ませ方には気をつけているので、そう言ってもらえて嬉しいです!! (2022年10月11日 6時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2022年4月26日 15時