Home Sweet Home １ (ページ11)

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「大丈夫･･･俺が居る･･･俺が居るから。」

スマホを置いて俺の頭をポンポンしてくれた。

「･･･優太が一番目なら良かった･･･。」

「ははぁっ、俺もお前が好きとは限らないだろ。」

その大きな手が心地良い。

「優太は俺の事好きやもん。」

握っていた手に力を込める

「じゃあ、俺と廉は両想いになるんかな？」

「･･･一番目やったらな。」

「はは、そっか」って笑う優太。

「･･･ええ匂い･･･。」

くん、と俺の鼻に香る優しい匂い。

「そっか？」

俺の好きなこの匂い。

「･･･これ、変えんといてな？」

あいつと同じ匂い。

「ええ？偶には変えさせろよ。」

「色々集めたんだからさ」だって。

「あかん･･･これが良い･･･落ち着くもん。」

「･･･んん･･･まあ･･･なるべく、な･･･。」

でも、あいつが匂い変えたら･･･優太にも変えろって言うてまうんやろな。