百五十二話 ページ3
『そうだったの…。』
およそ皇子がするとは思えない経験をしてきたテヒョンの話を聞いて驚いたけれど、テヒョンらしいというか何というか…
JM「あー…驚いたけど。まぁ、お前らしいよ。」
そう言って笑うジミンも私と同じ考えだったみたいで安心する。
TH「ごめんね。結果的に皆を騙したことになるけど、悪気はなくて…」
JK「そんなこと分かってますよ。ヒョンはそんなこと考えられる頭持ってませんもん。」
TH「え？」
『普通に悪口。一応この国の皇子なのよ？』
JM「そうなんだよなー。すごい違和感なんだけど。敬語使ったほうがいいんだよね？」
TH「それは絶対やめて。」
JK「承知いたしました。」
TH「ちょっと！」
目を大きく開けて必死になるテヒョンは、本当に嫌そうで。
子どもみたいな彼を見て、テヒョンはやっぱりテヒョンだなと思って嬉しくなった。
JM「姫様。」
急に真剣な表情になったジミンに目配せをされて頷く。
『テヒョン。私達がこの城に訪れたのには理由があるの。』
TH「…うん。戦のことだよね？」
『やっぱりその話は事実なの？』
TH「残念ながらそうだよ。
さっきの軍事会議で、近いうちにこちらから宣戦布告することがほぼ確定した。」
『…、そう。
テヒョン、あなたにこんなことを頼むなんて間違ってるって分かってるけど…
どうか戦を止めて欲しいの。
今、私達の国は正常な政治が出来ていない…。
だから…！』
TH「お姫様。大丈夫だよ。」
『え？』
テヒョンは、柔らかく笑うと、知らぬ間にきつく握ってしまっていた私の手にそっと触れる。
TH「俺はお姫様たちの味方だから。
ね？だから、ゆっくり話して。」
『…うん、』
彼が触れてくれたところから、徐々に体の力が抜けていくのを感じる。
本当に、あなたは変わらないね。
いつも、私の心を優しく解いてくれるんだ。
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d2y - 色々な作品を物色し見てはこの作品に戻り、、を繰り返し４周しました！とてもとても素敵な作品で、大好きです！もちろんbtsは最高ですが彼ら抜きでも良いと感じられる物語でした。ミロ様、いつも楽しい時間をありがとうございます！これからもずっと応援してます！ (1月11日 12時) (
レス) @page50 id: 9d014a95bc (このIDを非表示/違反報告)
はんだごて - 少し間を空けて２周しましたが、何度でも読みたい作品でした！！本当にお金出して見たくてせめてWiFi切りました！！！形に残してほしいほど貴方には才能があると思います。とても素敵な作品をありがとうございます！ずっとずっと応援してます無理なさらずご自愛ください (2022年9月15日 12時) (レス) @page50 id: 95ed82d62c (このIDを非表示/違反報告)
ソヨン - もう大好き過ぎます(；ω；)今回もたっぷり泣かせてもらいました！ (2022年4月13日 16時) (レス) @page50 id: bd4a77815f (このIDを非表示/違反報告)
あられ - めっちゃ泣いた。ありがとう。 (2022年2月20日 18時) (レス) @page50 id: 99b69b2f94 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃもち - ジミンちゃんが切なすぎます。。。。涙が。。。。素敵なお話でした👏🏻💫 (2021年12月24日 16時) (レス) @page50 id: 2a9c6ecc5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年8月17日 22時
