百六十五話 ページ16
色街での夜が明け、朝ジョングクと顔を合わせた時には、全てが元どおりになっていた。
昨日のことなんてまるで無かったかのように私に接する彼に、私もいつも通り振る舞った。
本当の本当に、全てが夢だったのではないかと錯覚するほどに、私達は元の�犢捗�と従者�瓩隆愀犬北瓩辰燭鵑澄�
それなら、あの夜。
私とジョングクの関係は一体なんだったんだろう？
答えなんて出るはずもないことを考えていると、
TH「おひめさま！」
『テヒョン！どうしたの？その格好！』
支度してくるからと部屋を出ていたテヒョンが、先ほどとは打って変わって町民のような服装をして戻ってきた。
TH「町に出るならこっちの方がいいかと思った。」
『あは。
なんか、私達の城にいた頃のテヒョンみたいだよ。』
TH「じゃあ…
久しぶりに今日は、馬番のテヒョンね。」
『この世で1番美しいが頭につく、ね。』
そう言うとテヒョンは、少し照れたように笑っていた。
TH「あ！おひめさま！あのおもち美味しいんだよっ！」
『うん！美味しそうね。』
TH「あそこの織物屋のお婆ちゃんはすごく優しい。」
『素敵なお店ね。
…って、テヒョン。本当に茶屋を探す気あるの？』
楽しそうに町を歩くテヒョンに尋ねると、いつものようにいひひと笑う。
TH「だって、なんか思い詰めてるみたいだったから。」
『え？
…私のこと？』
TH「うん。」
『ふふ。
…これじゃほんとに城にいた頃に戻ったみたい。』
TH「…え？」
『テヒョンは、落ち込んだ私を慰めるのが上手いの。』
人の心の痛みに敏感な人。
それ故に、誰かの分まで傷ついたりしてるんじゃないかって心配になる程。
TH「おひめさまには笑顔が1番似合うよ。」
『私、うまく笑えてなかった？』
TH「ちょっとね。
大丈夫。もし今日茶屋が見つからなくても、俺がなんとかするよ。」
『…テヒョン、』
TH「それとも、
誰かを思ってそんな顔をしてるっていうなら…
俺がそばにいて、Aを笑顔にしてあげる。」
『…っ』
驚いて彼の顔を見ると、少しだけ寂しそうに笑っていて、その笑顔に胸が締め付けられるように痛くなる。
行こっか。と言って差し出された彼の手を掴んでいいかわからずに躊躇していると、反対の手で私の手を掴み、少々強引に手を繋がされて。
なんだかそれがテヒョンらしくて、
少し笑ってしまった。
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d2y - 色々な作品を物色し見てはこの作品に戻り、、を繰り返し４周しました！とてもとても素敵な作品で、大好きです！もちろんbtsは最高ですが彼ら抜きでも良いと感じられる物語でした。ミロ様、いつも楽しい時間をありがとうございます！これからもずっと応援してます！ (1月11日 12時) (
レス) @page50 id: 9d014a95bc (このIDを非表示/違反報告)
はんだごて - 少し間を空けて２周しましたが、何度でも読みたい作品でした！！本当にお金出して見たくてせめてWiFi切りました！！！形に残してほしいほど貴方には才能があると思います。とても素敵な作品をありがとうございます！ずっとずっと応援してます無理なさらずご自愛ください (2022年9月15日 12時) (レス) @page50 id: 95ed82d62c (このIDを非表示/違反報告)
ソヨン - もう大好き過ぎます(；ω；)今回もたっぷり泣かせてもらいました！ (2022年4月13日 16時) (レス) @page50 id: bd4a77815f (このIDを非表示/違反報告)
あられ - めっちゃ泣いた。ありがとう。 (2022年2月20日 18時) (レス) @page50 id: 99b69b2f94 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃもち - ジミンちゃんが切なすぎます。。。。涙が。。。。素敵なお話でした👏🏻💫 (2021年12月24日 16時) (レス) @page50 id: 2a9c6ecc5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年8月17日 22時
