至福のランチデート ページ22
『へぶっ!!』
YR「なに…?」
突然奇声をあげた私を怪訝そうに見るユリにヘラッと笑って返す。
呆れたようにため息をつき、前に向き直った彼女を見て、すぐにパソコンの画面を確認する。
表示されているのはソクジン先輩から届いたメールで、そこには仕事の内容とは別に、今日のお昼ご飯のお誘いが書かれていた。
ランチデートってこと!?
『ふ…ふふ。』
嬉しすぎる!
隣から冷たい視線を感じたけれど、それも気にならないくらい浮かれていた。
JN「Aちゃん、行ける?」
『はい!』
私達の会話に、周りがざわつき始める。
へっへー。羨しかろう?そうじゃろう?
部長を見ると、案の定憎々しげにこっちを睨んでいた。
先輩についてオフィスの外に出ると、中にいる時と同様、すれ違うたびに頬を染めて先輩を見つめるメス達に気が気じゃない私。
『先輩って、ほんとにイケメンなんですね。』
JN「?もちろん!」
そこは自覚があるのに、周りからの視線には気づいてないもんだからタチが悪い。
職場から近いお店に入り、向かい合って席に座る。
JN「ここのランチが一番好きなんだよね〜!」
『じゃあ私も同じのにします。』
店員さんに注文し、持ってきてもらったお水を一口飲んで、気になっていたことを尋ねる。
『先輩…どうして今日誘ってくれたんですか?』
JN「ちょっとAちゃんに話があってさ。」
『話…ですか?』
JN「や、そのさ。運動会のこと。もしかしたら無理してないかなって。」
『え!?』
JN「テヒョンはああ言ってたけど。せっかくの休みなのに、Aちゃんにそこまでしてもらうのは申し訳ない気がして。」
『無理なんかしてないです!』
突然大声を出した私に、本気で驚いた様子の先輩。
ああ、もう。
先輩から見て、無理してるように見えたなら私の落ち度だ。
『ただ…私がお母さんの代わりをしていいのかなってちょっと不安だっただけです。』
JN「Aちゃん…。」
『彼らのご両親に何があったかは知らないですけど、他人の私がこんなに踏み込んでいいのかなって…。』
JN「そのことなんだけどさ…」
ピルルルル
突然なり出した着信音に先輩の話が遮られる。
『出てください。』
そういうと、先輩は申し訳なさそうに通話ボタンを押した。
JN「はい。部長、どうしましたか?」
また部長かーーい。
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ミロ(プロフ) - たるぎさん» 独占欲強めのぐぅちゃん気に入っていただけましたでしょうか?(*^^*)こちらこそ嬉しいコメントをありがとうございます!(*^^*)続編もあるので、よろしければ!!( ´ ▽ ` ) (2020年4月24日 12時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎ - 3歳児ぐうちゃんが大好きすぎて養いたいです、、(( ヌナは僕のヌナとか言われたらもう爆死です、、こんな素敵な作品ありがとうございます! (2020年4月12日 13時) (レス) id: 02c334fcba (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - やまれさん» やまれ様 やまれ様〜!!!そんなこと言ってもらえると、ほんとに終わりたくなくなっちゃいます〜( ; ; )(意志弱)3も、お話めいっぱい詰め込んで頑張るので、どうか最後まで楽しんでやってください(´;ω;`) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - wakamilku__084さん» wakamilku様 ニヤニヤしてくださってるんですね?私にとってそんな嬉しいことないです…!(^ ^)わぁ、嬉しいお言葉!!数年後とかも書けたら楽しいかもですね!(私が)その時は是非見てやってください!(o^^o) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - バンタンさん» バンタン様 7くらいまで…!!続けたぁ〜い!!(笑)もう、そう言ってもらえることが嬉しすぎます!!本当にありがとうございます(*^^*) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2018年12月27日 21時