理想の女性 ページ18
隣から発せられた大きな声に振り向くと、ホソクオッパがキラキラした顔でアリンさんのことを見ていた。
AR「ホソク！久しぶり！」
HS「あはは！まじで何年ぶり！？」
おお。
すぐに抱き合った二人を見て、こんなホソクオッパは珍しいなと瞬きを繰り返す。
TH「えー？
どういう関係？」
JM「お前アリンさん知らないの？」
TH「何者？」
JM「韓国で一番って言っていいくらい有名なダンサーだよ。世界大会でも優勝しまくってる。
ホソギヒョンは昔何度か大会で会ってたらしくて。
…あんなに仲良かったんだ」
TH「なんで俺はそんな人を知らないの？」
JM「知らん」
…私も知らなかった。
目の前でホソクオッパと楽しそうに話す綺麗な女性は、とにかくダンスがしこたま上手いらしい。
…羨ましい。
そう思って彼女を見つめていると、端っこに座っていたジョングクがおずおずとアリンさんに近づいていった。
JK「あの、
僕、昔からアリンさんに憧れてて」
HS「え！？ジョングクそうなの！？」
AR「わぁ、光栄です！」
花が咲いたように笑ったアリンさんが、ジョングクと握手をする。
おお、なんだか珍しい光景。
人見知りのジョングクがあんな風に…
YG「おい」
『え』
YG「ボーとしてた」
『あらいけね』
ユンギオッパに小突かれてハッとする。
AR「あの、まずは初めてなので私のダンスを見てもらうべきかと思って。
少しお時間もらっていいですか？」
既にアリンさんにメロメロなマネオッパが両腕で大きく丸を作ったのを見て、彼女が流した曲を聴いて声が出そうになった。
AR「ふふ。
私Aさんのファンなんです」
聞き覚えがありすぎるくらいのこの曲は…
私のソロ曲だ。
ツアー前、ARMY達に披露するレベルにもっていくため、文字通り血反吐をはいて練習したこの曲。
JM「…すご、」
それを、アリンさんは完璧に踊りきった。
その出来栄えは、誰が見たって私の何倍も上手で。
曲が終わり、
シン、と静かになった部屋にハッとする。
『すごいです。
あの、私…感動しました…』
本当に。
JK「素晴らしかったです」
AR「ありがとう」
照れ臭そうに笑うアリンさんを見ながら思う。
彼女は、私の理想だ。
私はずっと、
アリンさんみたいになりたかった。
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キム･カズ(プロフ) - ミロさん» 一生付き合っていきまーす（ハート） (2020年6月19日 0時) (
レス) id: 2561bedadd (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - あすきさん» 3回も！光栄すぎます…！！書いてて楽しいお話なので、また続編でお会いできたらうれしいです！頑張って戻ってきますねー！(о´∀`о) (2020年6月18日 21時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - さっちゃんさん» そんな映えある枠に入れていただき本当に恐縮です…それにとっても嬉しい(//∇//)さっちゃんさんいつもコメントから優しくて暖かいお人柄が伝わってきて、こうやってやりとりをするたびにほわっと癒されております。いつも本当にありがとうございます。 (2020年6月18日 21時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - チムチムさん» わぁい！！嬉しいです(*^^*)私もホソクさんにこんなこと言われたら溶けてなくなってしまいます！にやにや (2020年6月18日 21時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - 湯海さん» （笑）（笑）（笑）そうなんです。ツンデレが好きなんですとにかく。MJではなく道明寺なんです。（嵐大好きです）ホソクさんは、私がハマっちゃってるのが伝わるくらい美味しいとこ持ってくキャラとなりつつあります。そんな彼にまた続編で会いに来てくださいぃい！ (2020年6月18日 21時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年5月26日 23時
