勘違い ページ11
ゲームセンターのすぐ隣の自販機前にて。
なかなか戻ってこないオッパを待っていると、若い男の子が話しかけてきた。
一瞬、やば！と思ったけれどジミンオッパのサングラスのおかげで私は今トンボだった。
「あの、このショッピングモールって有名なジュエリーショップありますよね？
ここ、広すぎて場所がわからなくて…」
『ああ。
そこなら私さっき行きました』
「え！ほんとですか！？
それって…
わ」
『っ！』
思わずと言った感じで近寄ってきた男の子が、何にもないところでつまずいてよろけたのを咄嗟に支える。
偶然だけど、覆いかぶさられる形になって一気に冷や汗をかく。
だめだ。
私、まだ…
「わ、ごめんな、」
JM「おい」
あ…
低い、地を這うような声に振り向くと、
そこにはいつもの可愛らしい雰囲気からは考えられない程の黒い空気を纏ったジミンオッパの姿があった。
JM「お前、何してんだよ」
「…え、」
『ちょ、オッパ！』
男の子の胸ぐらを掴み上げたオッパに、慌てて彼の腕を掴む。
『待って、違うのこれは、』
JM「俺の大事な妹に、何したかって聞いてんだよ」
男の子を睨むオッパの目は鋭くて、
私でも怖いくらいだった。
だけど、
だけど…
って、今は呆けてる場合じゃない！
『オッパ！
違うの！その人ただ転んだだけ！』
JM「…は？」
『道を聞かれただけなんだよ！』
JM「…は？」
「『ほんっとうにすみませんでした！』」
大丈夫ですよー！と人の良い笑顔を見せて去っていった男の子にオッパと二人深々と頭を下げる。
少年は、すぐにオッパがBTSのジミンだと気がついたらしく、お詫びもかねて一緒に写真を撮ってあげると嬉しそうに笑って全て水に流してくれた。
『…』
JM「…」
オッパと二人取り残された空間にひたすらに気まずい空気が流れる。
『えーと、オッパ』
JM「あぁぁあ…っ」
私が声をかけると同時に顔を覆ってガクンと項垂れたオッパは、すっげ恥ずかしい。と小さく呟いた。
それに少し笑い、帰ろっかと声をかけると手のひらで顔をかくしたまま頷いたオッパに、何故かふわふわとした気持ちになった。
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キム･カズ(プロフ) - ミロさん» 一生付き合っていきまーす（ハート） (2020年6月19日 0時) (
レス) id: 2561bedadd (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - あすきさん» 3回も！光栄すぎます…！！書いてて楽しいお話なので、また続編でお会いできたらうれしいです！頑張って戻ってきますねー！(о´∀`о) (2020年6月18日 21時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - さっちゃんさん» そんな映えある枠に入れていただき本当に恐縮です…それにとっても嬉しい(//∇//)さっちゃんさんいつもコメントから優しくて暖かいお人柄が伝わってきて、こうやってやりとりをするたびにほわっと癒されております。いつも本当にありがとうございます。 (2020年6月18日 21時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - チムチムさん» わぁい！！嬉しいです(*^^*)私もホソクさんにこんなこと言われたら溶けてなくなってしまいます！にやにや (2020年6月18日 21時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - 湯海さん» （笑）（笑）（笑）そうなんです。ツンデレが好きなんですとにかく。MJではなく道明寺なんです。（嵐大好きです）ホソクさんは、私がハマっちゃってるのが伝わるくらい美味しいとこ持ってくキャラとなりつつあります。そんな彼にまた続編で会いに来てくださいぃい！ (2020年6月18日 21時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年5月26日 23時
