君が好きだと叫びたい ２【完】

俺のせい【JK】 ページ28

YG「今日、A先生休みだから。」





いつもの朝、教室に入ってくるA先生を待っていると、隣のクラスのユンギ先生が現れた。


え、それより休みって？





TH「えー、Aせんせーどーしたの？」

YG「あー、風邪。」

TH「そっかー。」





可哀想だね。とテヒョンは呟いたけど、俺は何故だかユンギ先生に、少しの違和感を感じた。



そうそう、違和感といえば、



「ジミナ。」

JM「…何？ジョングガ。」



今日は朝からろくに俺と目を合わせようとしないこの男の様子も気になっていた。



「なんか、俺に隠してることない？」

JM「…。」

「やっぱり。聞いてもいい？」

JM「ここじゃまずいから、休み時間に話す。」

「無理。待てない。

一限サボろう。」

JM「…はぁ。」

TH「なに！？俺も行く！！」

YG「おいそこ、堂々とサボる決意固めんなー。

って、聞いちゃいねー。」



















JM「よし、これで誰も入ってこないか。」



屋上の扉の鍵をかけ、周囲をぐるりと見渡し、人がいないことを確認するジミン。



「で？

先生になにがあったの？」

JM「何で先生に関することだと思うんだよ。」

「…勘。」

TH「愛の力！」







否定しないジミンに、やっぱり俺の勘が外れてなかったことはわかったけれど。







JM「ジョングギ、お前修学旅行の時、先生の部屋にお見舞いにいったでしょ？」

「…うん。」

JM「そのあと、お前が部屋から出てくるところを、誰かに撮られたらしい。」

「…は、」

JM「その写真が学校に送られて…昨日A先生がユンギ先生に呼ばれたのはそのことだったみたい。多分、今日休んでるのも…」

TH「え。それってかなりまずいんじゃ…

あ、おいジョングガ！？」



2人が止めるのも無視して、屋上の扉を飛び出す。






あの時、誰かに見られてた？

俺のせい…？






いや、俺のせいだ。













「ユンギ先生！」

YG「なんだ？

ていうか、お前こんなとこ入ってくるなよ。」






多分ここにいるだろうと思ってきてみれば、正解だった。

煙草を吸う姿をみつけ喫煙所に飛び込むと、ユンギ先生は俺を見て目を細める。






「A先生は、なんで休んでるんですか？」

YG「…知ってるのか？」

「…俺が原因なんですよね？」






俺の言葉を聞いて、少しだけ目を見開いた後、深いため息をつく先生。

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