赤く染まる白い肌 ページ18
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『いやー、ミンジュンに会えてなかったら私不審者確定だったよ。』
YG「ヌナは挙動が不審すぎるんだよ。」
無事ユンギ君と会えて事務所を出た頃には雪も小ぶりになっていて、並んで歩く私とユンギ君の前を、ジョングク君が降り積もった雪の上に足跡を付けながらご機嫌で歩いている。
私のすぐ隣を歩くユンギ君は相変わらず色白で、寒さのせいか鼻の頭だけがほんのり赤くなっている。
『あ、ユンギ君。これ巻いときな。』
YG「え、いいよ。」
『いいから。』
嫌がるユンギ君に無理やり自分のつけていたマフラーを巻きつける。
JK「ヒョン、ぐぅとおそろいだねー。」
YG「でも、これじゃヌナが寒いじゃん。」
『私はいいの!頑丈さだけが取り柄なんだから!』
そう言って最後、マフラーを首の後ろできゅっと結ぶと、ユンギ君は何それ。と言って目を伏せた。
その表情が妙に大人っぽくて少し驚く。ああ、そう言えば。
『事務所で会った女の子達にね、ユンギ君とどんな関係なんですかって問い詰められたよ。』
YG「は!?」
『モテ男め。妬けるわ。』
YG「馬鹿じゃないの。
…で?」
『ん?』
YG「ヌナは何て答えたの?」
『そりゃあ、勢い良く保護者だって答えたさ。
…でも、』
YG「でも?」
『んーん、何でもない。』
どんどん伸びていく身長に、年の割に大人びた印象を持つユンギ君は、もちろん今でも私にとっては守るべき対象でしかないのだけど、彼を子供扱いするのは余りにも失礼な気がして。
それでもまだまだ【子ども】のままで居て欲しい私は、彼の保護者だって大声で言い続けるんだ。
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『あれ、先輩?』
JN「ヤー、良かった。ユンギも一緒だったんだね。すごい吹雪だったから心配してたんだよ。」
あと少しで家に着くという所で先輩と出くわした。
JK「ジンヒョン、だっこ。」
JN「はいはい。じゃ、ホソク達が留守番してくれてるんだ。」
『はい。出てきた時は大丈夫そうだったんですけど…
どうやら様子がおかしいですな。」
JN「なんだ?あれは。」
家の前に並ぶ何体もの雪だるまに先輩と二人白目をむく。
JK「ゆきだるまっ!」
JM「グギヤー、おかえり!」
HS「あ、ユンギヒョンおいてってごめんね!」
YG「や、いいけどお前ら何してんの?」
NJ「雪積もったから遊ばないと。」
JN「ヒョンの車、雪だるまに包囲されてるね。」
TH「どこにもいかないように!」
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ミロ(プロフ) - タハさん» 一つ一つにコメント残してくださりありがとうございます(>人<;)すごく嬉しいです!EXOも好きだったのでベクちゃん出しちゃいました!(o^^o)読んでくださり、ありがとうございます!(*^^*)私も大好きですよー!! (2020年5月19日 13時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
タハ - ベクが出てきた〜!!私、BTSのお話が好きなのですがEXOがでてきたの、と〜っても嬉しいですー(>∀<) ありがとうございます! これからも頑張ってください☆ 大好きです(//ω//) (2020年5月18日 15時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
美空(プロフ) - ミロさん» このお話自体大好きなので、これからも楽しみにしてます!! (2020年3月17日 15時) (レス) id: cee8523576 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - のししさん» お返事遅くなりすみません(>人<;)好きすぎてつい出てもらっちゃいました(*^^*)好きだと言っていただけでとても嬉しいです!(o^^o)ベクさん登場シーン、楽しんでもらえてたら嬉しいです! (2020年3月17日 0時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - 美空さん» お返事遅くなりすみません>_<エクセルさんなのですね!それを聞いて私も嬉しいです!ベクちゃんがオッパの主人公、羨ましすぎますね(笑)ベクさんまた出したいなぁ(о´∀`о) (2020年3月17日 0時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2019年12月22日 21時