嵐の前の静けさ ページ39
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それは、とある休日の昼下がりのことだった。
JK「ユンギヒョン、どこー?」
『ん?』
ジミン君の隣で昼寝をかましてた私の腹の上に乗っかり、ぐいぐいと服をひっぱるジョングク君に、まだぼーっとする頭を一生懸命働かせる。
『ああ。
ユンギ君なら今日は午前中授業あるみたい。』
JK「えー。」
『もーすぐ帰ってくると思うから、一緒にお昼寝して待ってよ。』
JK「…。」
何が気に入らないのか、むくれた顔をしていまだ私の服をひっぱる手を止めようとしない。
その視線の先には、天使のような寝顔のジミン君がいる。
HS「あはは!
ジョングクのやきもちって蛇みたいに粘着質だね!!」
『おい、例えー!』
ホソク君にからかわれたのが恥ずかしかったらしいジョングク君は、これまたテヒョン君と仲良く昼寝するソクジン先輩の胸へと飛び込んだ。
JN「んー?
どした、ジョングク?」
JK「んーっ」
しょぼんと先輩にしがみつくジョングク君は、最近雨が続いていたせいか、どうも元気が有り余ってるみたい。
ふむ。
いいこと思い付いたかも。
『ジョングク君、
ユンギヒョンに会いにいこっか!』
JK「!!!」
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____
『わー。入学式以来に来たねぇ。』
JK「おっきーねぇ。
ユンギヒョン、ここいるの?」
ユンギ君にどつかれるの覚悟で、ジョングクと一緒に彼の通う中学校までやってきた。
ジョングク君は動いて発散できるし、
私の腰のリハビリにはなるし、
我ながら良い考えだ。
JK「ユンギヒョン、どこかなー?」
『ねぇ。』
既に生徒達は下校を始めていて、見逃してなければ、そろそろ校舎から出てきてもいい頃なんだけど。
門の外から中を伺う私は、ジョングク君の存在で緩和されてるとはいえ、まぁ、怪しい。
JK「ちょっと、ぐぅみてくるっ!」
『お?』
JK「ヌナはそこでまってなさいっ!
かってにうごいちゃだめよーっ」
『え、ちょ、待っ!!
いでっ!!』
私の手を離し、ぴゃーっと門の中へ入っていったジョングク君を捕まえるより先に腰が悲鳴を上げる。
悶絶してる間に彼はどんどん小さくなり…
『…嘘でしょ。』
あっという間に校舎の中に入っていってしまった。
おや?
雪山でのことあんまり反省してないぞ?
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ミロ(プロフ) - タハさん» 一つ一つにコメント残してくださりありがとうございます(>人<;)すごく嬉しいです!EXOも好きだったのでベクちゃん出しちゃいました!(o^^o)読んでくださり、ありがとうございます!(*^^*)私も大好きですよー!! (2020年5月19日 13時) (レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
タハ - ベクが出てきた〜!!私、BTSのお話が好きなのですがEXOがでてきたの、と〜っても嬉しいですー(>∀<) ありがとうございます! これからも頑張ってください☆ 大好きです(//ω//) (2020年5月18日 15時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
美空(プロフ) - ミロさん» このお話自体大好きなので、これからも楽しみにしてます!! (2020年3月17日 15時) (レス) id: cee8523576 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - のししさん» お返事遅くなりすみません(>人<;)好きすぎてつい出てもらっちゃいました(*^^*)好きだと言っていただけでとても嬉しいです!(o^^o)ベクさん登場シーン、楽しんでもらえてたら嬉しいです! (2020年3月17日 0時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - 美空さん» お返事遅くなりすみません>_<エクセルさんなのですね!それを聞いて私も嬉しいです!ベクちゃんがオッパの主人公、羨ましすぎますね(笑)ベクさんまた出したいなぁ(о´∀`о) (2020年3月17日 0時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2019年12月22日 21時