4日目 ページ25
こんなことして、引かれないかなってちょっと怖かったけど。
笑ってくれたジミンを見てホッとする。
ジミンの大切なものを脅かそうとしてまで彼に会いたいと思う自分が怖かった。
私、自分のことをもっと理性的な大人だと思ってたよ。
自分の中に、今でもこんなにも夢中になれる感情があったことに驚いている。
昨日、服を貸してくださいと言った私に、ユンギさんは最初怪訝そうな表情をしたけれど、
すぐに意図を察してくれたのか、適当に服を見繕って私に渡し、最後に私の頭にキャップを乗せるととても優しく微笑んでくれた。
ジミンの周りは、彼と同じように暖かい人ばかりなんだね。
JM「おなかすいた？」
「うん！」
JM「ぼくも。いこう！」
今日は一日一緒に居られるんだ。
…だけど、明日には日本に帰らなきゃいけないこともまた事実で。
少しだけ悲しくなった気持ちを振り切るように首を振る。
それよりも、今を楽しまなくちゃね。
「わぁ！すごい！」
JM「たくさん、たべよう！」
『食べよう！』
JM『そうそう！A発音上手！』
「へへっ」
ずらりと並ぶ屋台に胸が踊る。
美味しそうな匂いがあちこちからして、一気に食欲を掻き立てられる。
JM「なにがたべたい？」
「んー、と。あ、あれはなに？」
JM「あ、あれはユブジョンゴル。にほんのおでん？」
「ゆ、ぶじょごる？」
JM「ふふ。いえませんね〜」
うまく言えない私を、からかうように笑うジミンを軽く小突く。
「食べていい？」
JM「もちろん！」
ユブジョンゴルの見た目は、丸々と太った油揚げといった感じ。
一目見た時から中身が気になって仕方がなかったんだよね。
ワクワクしながら箸で割ってみると、
「わ！春雨！」
中にはぎゅうぎゅうに詰まった春雨と野菜たち。
たまらず口に入れると、もうそれはそれは美味しくて。
「めっちゃくちゃおいしい！！私これ大好き！！
あー、幸せだー！」
JM「あは！」
「あ、ごめん、声大きかった？」
JM「んーん。
ぼくもAのたべるすがたがだいすき。しあわせになる。」
「な！に、いってるの。
もう、いいからジミンも食べなよ！」
JM「あーい。」
可愛くない態度をとってるというのに、それでもニコニコしながら私を見るジミンに、自分でも一気に顔が赤くなるのがわかる。
ス、ストレートすぎるよ。
こんな調子で、私一日もつのかなぁ。
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きの - 1本ドラマを見たような満足感とファンとしての満足感が素晴らしい作品でした！興奮して寝れなそうです笑 (2021年8月8日 0時) (
レス) id: 5f6e363266 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - わぁ！看護師さんなんですね！それはやっぱり続き書かないと…！(o^^o)感情移入してくださって嬉しいです！(*^^*)私もこの2人はとても好きな2人なので、続きを書く日を楽しみにしています！^_^ (2019年5月29日 0時) (レス) id: e16d743026 (このIDを非表示/違反報告)
お月見(プロフ) - ミロさん» 本当ですか！！凄く嬉しいです(≧∀≦)看護師なので、ヒロインがお医者さんなのもなんだか感情移入してしまって…(笑)続きを楽しみにしてます！！ (2019年5月26日 19時) (レス) id: 453a478b62 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - お月見さん» 読んでいただいてありがとうございます(o^^o)私も2人が再会できるのか気になるところなので、また是非続き書きたいと思ってます！その時は是非よろしくお願いします(*^^*) (2019年5月26日 12時) (レス) id: e16d743026 (このIDを非表示/違反報告)
お月見(プロフ) - すごく素敵なお話でした。続きが読みたいです…！！！ (2019年5月24日 20時) (レス) id: 453a478b62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年4月17日 22時
