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4日目【JM】 ページ24

久しぶりに地元に帰ってきた。

ソウルより少しだけ暖かい釜山に、春がきたなと実感する。







昨日、宿舎でAに釜山へ行こうと提案すると、メンバーは皆最初こそ反対したけれど、いい考えがあると言った彼女に、Aがそう言うなら…と皆が納得した。



え、いやさ。

A、短期間で皆の信頼得すぎだよね?
彼女の求心力に驚く。

まぁ、確かに美人だし優しいし可愛いし礼儀正しいし頭もいいしっておっと。
うん、とにかく気持ちは分かるけどね。


その後で、Aはユンギヒョンに何か頼んでたんだけど、あれはなんだったんだろう…?










それにしてもA、まだかな?





あー、早く会いたい。

昨日の夜も結構遅くまで会ってたのに、もう会いたくてたまらなくなってる僕は、完全に末期だよね。

人に見られることを気にして、釜山集合にしようというAに異論はなかった。

ここに来るまでの間も、Aのことを思えば楽しかったし、この先で彼女に会えるって考えたら胸が高鳴っていくらでも幸せな気持ちになれた。






「ジミン!ごめん待った?」





聞きなれた僕の大好きな人の声に頰が上がる。





「A!




















え。どーしたの。そのかっこう。」

「へへ。」



振り向いた瞬間、驚きすぎて口がぱかっと開いてしまう。



だって、












「ふふ。ナムジャに見える?」


Aが男の子の格好をして、僕の前に立っていたから。

声が出ないまま頷くと、良かったーと笑う彼女。

うう、可愛い。
いや、今はそうじゃなくて!!




「へんそうしたの?」

「うん!これなら万が一ジミンがバレたとしても、男の子2人が遊んでるようにしか見えないでしょ?で、ユンギさんに服借りたんだ!…流石にちょっと大きいけど。」

「ああ…!」



どうりでなんか見た覚えのある服。

Aの大胆さに驚いてしまう。

ユンギヒョンの服を着て、長い髪は、しっかりキャップの中に仕舞われていて、確かに見た目だけなら男の子だ。

でも、普通ここまでやる?




「ふふ。Aはすごいひとだねぇ。」

「そう?」



僕と、ARMYのことを思っての行動なんだと思う。

彼女の心遣いが嬉しくて嬉しくて、少しだけ泣きそうになった。

男装だし、化粧もしてないみたいだけど、僕はこんなに綺麗な人を、今まで見たことがないよ。


















ねえ、ほんとに。

どこまで好きにさせたら気がすむの?

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , ジミン   
作品ジャンル:タレント
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きの - 1本ドラマを見たような満足感とファンとしての満足感が素晴らしい作品でした!興奮して寝れなそうです笑 (2021年8月8日 0時) (レス) id: 5f6e363266 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - わぁ!看護師さんなんですね!それはやっぱり続き書かないと…!(o^^o)感情移入してくださって嬉しいです!(*^^*)私もこの2人はとても好きな2人なので、続きを書く日を楽しみにしています!^_^ (2019年5月29日 0時) (レス) id: e16d743026 (このIDを非表示/違反報告)
お月見(プロフ) - ミロさん» 本当ですか!!凄く嬉しいです(≧∀≦)看護師なので、ヒロインがお医者さんなのもなんだか感情移入してしまって…(笑)続きを楽しみにしてます!! (2019年5月26日 19時) (レス) id: 453a478b62 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - お月見さん» 読んでいただいてありがとうございます(o^^o)私も2人が再会できるのか気になるところなので、また是非続き書きたいと思ってます!その時は是非よろしくお願いします(*^^*) (2019年5月26日 12時) (レス) id: e16d743026 (このIDを非表示/違反報告)
お月見(プロフ) - すごく素敵なお話でした。続きが読みたいです…!!! (2019年5月24日 20時) (レス) id: 453a478b62 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミロ | 作成日時:2019年4月17日 22時

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