3日目 ページ15
韓国へやって来て3日目。
当初の予定と違いはするが、この旅を私はかなり楽しんでいる。
そう、予定とはだいぶ違うが。
日が暮れて来た時間帯、初めてジミンさん…ジミンと会った路地の近くで彼を待つ。
昨日、今日も会おうと言ってくれた彼に、二つ返事で了承した私。
ダメだダメだと思いながらも、彼に惹かれていく自分を止めることができなかった。
JM「A！！」
「ジミン！」
JM「へへ。まった？」
「ううん、今来たところ。一昨日ぶりの場所なのに、すごく懐かしい気がして不思議。」
JM「うん、Aにあえたから、ぼく、ここがすきだよ。」
日本語に慣れてないせいもあるんだろうけど…。
ジミンの言葉はとてもストレート。
私の提案で、敬語を止めることにしてから、少しだけ距離が近づいたようで嬉しい。
「あ…ジミン！」
JM「何？」
『しごと、おつかれさま！』
JM『え！？なんで！？』
覚えたての拙い私の韓国語に、私の予想以上に驚いてくれる彼。
『ちょっとだけ、べんきょうした。』
JM『え！？覚えるの早いね！』
『あ！ごめん…きくのは、まだむずかしい…。』
ジミンと会うまでの時間、ホテルに引きこもって必死に勉強したけれど、言葉を覚えても、相手の言葉を聞き取るのは難易度が高いなぁ。
JM「でも、すごい！Aはてんさい！」
「まだ全然だよ！」
それなのに、すごく嬉しそうな顔をして、めちゃくちゃ褒めてくれる。
やっぱり、頑張って良かったな。
元々勉強は嫌いじゃないけれど、ジミンともっと話ができるようにと思うと、いくらでも頑張れた。
JM「それじゃあ、行こう。」
「うん！」
今日のジミンは、キャップにマスク、目立たない服を着て、変装をバッチリしている。
だけど、彼の持つオーラは隠しきれていない。
「ジミン、外歩いて大丈夫なの？」
JM「うん、へんそうしてるからだいじょーぶ…あ！」
「なに？」
鞄の中を探っていた手を止めて、マスクで隠れててもわかるくらい絶望的な顔をする彼。
JM「さいふ、わすれた…。」
「あら。」
なんだ、そんなことか。
「いいよ、私持ってるし。」
JM「ダメ！」
「え？」
JM「…とりにいく。」
「いいって。遅くなっちゃうし。昨日もジミンがお金出してくれたし。」
JM「それはぜったい、ダメ！A、ごめんなさいだけど、いっしょにきて？」
「え。どこへ？」
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きの - 1本ドラマを見たような満足感とファンとしての満足感が素晴らしい作品でした！興奮して寝れなそうです笑 (2021年8月8日 0時) (
レス) id: 5f6e363266 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - わぁ！看護師さんなんですね！それはやっぱり続き書かないと…！(o^^o)感情移入してくださって嬉しいです！(*^^*)私もこの2人はとても好きな2人なので、続きを書く日を楽しみにしています！^_^ (2019年5月29日 0時) (レス) id: e16d743026 (このIDを非表示/違反報告)
お月見(プロフ) - ミロさん» 本当ですか！！凄く嬉しいです(≧∀≦)看護師なので、ヒロインがお医者さんなのもなんだか感情移入してしまって…(笑)続きを楽しみにしてます！！ (2019年5月26日 19時) (レス) id: 453a478b62 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - お月見さん» 読んでいただいてありがとうございます(o^^o)私も2人が再会できるのか気になるところなので、また是非続き書きたいと思ってます！その時は是非よろしくお願いします(*^^*) (2019年5月26日 12時) (レス) id: e16d743026 (このIDを非表示/違反報告)
お月見(プロフ) - すごく素敵なお話でした。続きが読みたいです…！！！ (2019年5月24日 20時) (レス) id: 453a478b62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年4月17日 22時
