四十六話 ページ46
JM「ソクジン様、まさか抜け出してきたわけじゃないですよね？」
SJ「当たり前だよ。ちゃんとユンギには置き手紙してきたからだいじょーぶ。」
JM「いや、それ全然大丈夫じゃないやつ。」
また愚痴に付き合わされますよー！と嘆くジミンはユンギの飲み友達で、ソクジン兄様に振り回されるユンギの苦労話をよく聞かされているらしい。
うちの兄がすみません。
『そうそう。さっき、ホソク兄様に会ったよ。』
SJ「あぁ、そういえば来るって言ってたっけ。あいつ、この村の兵士を特に可愛がってるからなー。その甲斐あって、かなり面白い試合だったよ。」
NJ「とか言って。選手の勝ち負けで賭けに興じてたくせによく言いますよ。」
SJ「言うなよー！」
最低ーと、呆れた視線を向ける私達に、コホンと咳払いをする。
SJ「子どもは真似しちゃだめだよ？」
しませんよ。
兄様の出現に、気を取られているうちに武闘大会は終わってしまっていた。
JM「優勝した子、かなり若くないです？」
『え？あ、本当だ。』
見事勝利を収め、大喝采をあびている少年は、確かにジョングクと年が変わらないように見える。
笑顔で手を振る姿には、まだあどけなさが残っていて、なんとなくその姿をジョングクに重ねてしまい、私も彼に力一杯拍手を送った。
SJ「いやーいい試合だったなぁ！」
NJ「これを機に、皇子も剣を習われたらどうですか？」
SJ「やだよ。俺は痛いのも辛いのも苦手なの。」
武闘大会の会場から離れ、皆でご飯でもと食事処へ向かう途中、ソクジン兄様のいかにもな温室育ち発言に笑ってしまう。
SJ「それはそうと、お前達も夜までここにいるつもりなの？」
『まだ考えてないわ。』
NJ「それなら、残った方がいいですよ。この村に伝わる巫女の舞はそれは見事ですから。」
JM「へぇー。それはちょっと見てみたいですねぇ。」
JK「ヒョン、やらしい顔してますよ。」
JM「してないだろ！？」
『私も見てみたい！兄様達は見ていくつもりなのね。』
SJ「そうそう。ついでに、激励の言葉でもと思ってね。」
鼻歌交じりにそう言う兄様だけど、皇子が見てるってわかったらかえって緊張してしまうのでは…と思わなくもなかったけれどそれは言わないでおいた。
SJ「今から巫女に会いにいくけど一緒に来るか？」
『！行きたい！』
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ミロ(プロフ) - TENNさん» TENN様 実は…暁のヨナ大好きです(^^)おそらくめちゃくちゃ影響受けてるし参考にしてます！（ ; ; ）ヨナみたいなファンタジー要素がないのでこの先違ってきちゃうのですが…、楽しんでいただけると嬉しいです（^人^）わー、テンションあがっちゃいました（笑） (2019年10月30日 8時) (
レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
TENN - もしかして暁のヨナ読まれてますか？読んでいて通ずる所があったのでもしかして、と思ったんですが（´-`）.｡oO私も宮廷物？の話が好きなのですごく面白く読ませて貰ってます(*^^*) (2019年10月30日 2時) (レス) id: 8a45b3191e (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - Agust dさん» わ！投票ありがとうございます！(´；ω；`)この主人公はいい子にしよういい子にしようと気をつけたので、そう言っていただけて嬉しいです(o^^o)ユンギペンなのですね！素敵なお名前だと思っておりました！ちょこちょこ登場ですが、このお話のユンちゃん気に入ってます笑 (2019年10月21日 21時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - ちょうど300票目を入れさせていただきました。 姫のような純粋無垢の女性は素敵で憧れます！ 誰とくっつくのかが楽しみです♪ ユンギペンなのでユンギとの絡みも楽しみに読んでいこうと思います！ (2019年10月21日 13時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ムンバイさん» ムンバイ様 えーー！？！？嬉しすぎます…！！震えながら更新してるので、本当に励まされます…！！ありがとうございます！（ ; ; ） (2019年2月23日 21時) (レス) id: e396746b53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年2月14日 23時
