五話 ページ5
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うーむ。干し草の香りが鼻をつく。
といっても、私はこの匂いが嫌いではない。
なんだなんだとじっとこちらを見つめるお馬さんに、ごめんねと謝り、干し草の中に入り込む。
よし、これで見つからない…
JM「姫様！もう！こんなところで何やってるんですか！？」
『見つかったか。』
馬小屋のドアをガラッと開けて入ってきたジミンを見て、観念して外へと出る。
JM「勉強の時間になると逃げるのいい加減やめてください。先生見えてますよ？」
『はーい。』
？「あれ、お姫様、見つかっちゃったの？」
『へへへ。』
JM「ちょっとテヒョンア！もう姫様のわがままは聞かなくていいから！」
TH「うーん、でも俺お姫様と友達だからさ。」
そう言ってイヒヒと笑うのは馬番のテヒョン。
人懐っこい性格で、、姫である私にもあまり気を使わないところを気に入っていて、私は彼に会いにしょっちゅう馬小屋へとやってくる。
JM「もー。あ、それはそうと、明日どう？」
TH「おお、いいね！」
ジミンとテヒョンも同い年だからか、仲が良く、時折2人で狩りに行ったりするらしい。
私も行きたいけれど、残念ながら連れてってもらえたことはない。
『授業は…行くけれど、その前にジョングクのところに顔だしてくるね！』
JM「あ、もうー。それじゃ明日な！テヒョンア！」
TH「うん。」
私と、ジミンと、ジョングクが出会ったあの日から、5年の月日が経っていた。
あの事件の後、城にジョングクを連れて行くと、周りの皆は好奇の目で見ていたけれど、お兄様に事情を話すととても彼のことを気に入ってくれて、
『あ！ミンソク！ジョングクは稽古中！？』
MS「おお、姫様。また今日もお召し物を盛大に汚されて…。」
ジミンの叔父にあたる、このミンソクにジョングクを養子にするよう命じてくれた。
ミンソクは、この国で一番強い近衛師団の団長で、娘は数人いたものの、息子には恵まれていなかったため、快くジョングクを受け入れてくれた。
「相変わらずですね。姫様。」
聞き覚えのあるこの声は。
『ジョングク！』
MS「戻ったか。稽古はどうだった？」
JK「どうもこうも。最近の若い人たちたるんでる。」
そう言って、ドスンと椅子に腰掛けたジョングクは、発言とは裏腹にまだ幾分幼さの残った顔立ちをしていて。
ただ、身体だけはしっかりたくましく育っていた。
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ミロ(プロフ) - TENNさん» TENN様 実は…暁のヨナ大好きです(^^)おそらくめちゃくちゃ影響受けてるし参考にしてます！（ ; ; ）ヨナみたいなファンタジー要素がないのでこの先違ってきちゃうのですが…、楽しんでいただけると嬉しいです（^人^）わー、テンションあがっちゃいました（笑） (2019年10月30日 8時) (
レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
TENN - もしかして暁のヨナ読まれてますか？読んでいて通ずる所があったのでもしかして、と思ったんですが（´-`）.｡oO私も宮廷物？の話が好きなのですごく面白く読ませて貰ってます(*^^*) (2019年10月30日 2時) (レス) id: 8a45b3191e (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - Agust dさん» わ！投票ありがとうございます！(´；ω；`)この主人公はいい子にしよういい子にしようと気をつけたので、そう言っていただけて嬉しいです(o^^o)ユンギペンなのですね！素敵なお名前だと思っておりました！ちょこちょこ登場ですが、このお話のユンちゃん気に入ってます笑 (2019年10月21日 21時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - ちょうど300票目を入れさせていただきました。 姫のような純粋無垢の女性は素敵で憧れます！ 誰とくっつくのかが楽しみです♪ ユンギペンなのでユンギとの絡みも楽しみに読んでいこうと思います！ (2019年10月21日 13時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ムンバイさん» ムンバイ様 えーー！？！？嬉しすぎます…！！震えながら更新してるので、本当に励まされます…！！ありがとうございます！（ ; ; ） (2019年2月23日 21時) (レス) id: e396746b53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年2月14日 23時
