三十九話 ページ39
・
SJ「2人とも、よくAを説得したね。でかしたよ。」
ジョングクと城についてすぐに、ソクジン兄様に部屋に呼び出され、3人揃って現れた私達を見て愉快そうに笑うこの部屋の主。
YG「つーか、説得してくれなきゃ困りましたからね、こっちも。」
『え？どういうこと？』
SJ「うーんとね、Aも17歳になったってことで、これからは少しずつ俺の手伝いをして欲しいんだ。」
『兄様の！？』
SJ「そう。Aには悪いけど、俺たちには兄弟が少ないから。」
そう、ソクジン兄様の言う通り、王家に息子が2人というのは、他の国と比べてもかなり少ない方だ。
お父様が長い間病気を患われていることも手伝って、お兄様達の負担は計り知れない。
『私にやらせてくれるの？』
SJ「うん。ホソガには軍隊のことまるごとお願いしちゃってるからね…。でも正直俺だけじゃ執務が滞って仕方なくて。それで、おいおいAにも仕事を手伝ってもらうことを見越して、ジミンとジョングクをお前に付けたってわけ。」
『そう…なんだ。』
2人は知ってたのかと思って顔を見てみるけれど、2人も今初めて聞いたような顔をしていたから、とりあえず安心する。
SJ「姫に執務をさせるなんて、なかなかないと思うけど、お前はこの国のことが好きだろ？だから、一度任せてみようと思う。」
『うん
嬉しい！私やる！頑張りたい！』
YG「やる気に満ち溢れてますねー。」
SJ「頼もしいよ、全く。」
食い気味で答えた私を見て、兄様にユンギ、両側の2人までもが笑っている。
ちょっと、恥ずかしくなるじゃないか。
SJ「ま、そう言うわけだから、ジミンとジョングクは姫を支えてやって？」
「「分かりました。」」
『それで、私は具体的に何をしたらいいの？』
SJ「それは、
実は、まだ決めてないんだ。」
『はぃい？』
あひゃひゃと笑う兄様を見て拍子抜けする。
SJ「仕事についてはまた伝えるよ。とりあえず、明日一日は3人に休暇をあげるから。執務については明後日からにしよう。はい、この話は終わりー。もう下がっていいよ！」
じゃあねーと手を振る兄様に、一度頭を下げて部屋を後にする。
もう、ほんとにソクジン兄様は、いっつも言うことが急なんだから。
『2人ともごめんね。多分、絶対迷惑かけることになるけど、どうか協力して欲しい。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1571人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミロ(プロフ) - TENNさん» TENN様 実は…暁のヨナ大好きです(^^)おそらくめちゃくちゃ影響受けてるし参考にしてます！（ ; ; ）ヨナみたいなファンタジー要素がないのでこの先違ってきちゃうのですが…、楽しんでいただけると嬉しいです（^人^）わー、テンションあがっちゃいました（笑） (2019年10月30日 8時) (
レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
TENN - もしかして暁のヨナ読まれてますか？読んでいて通ずる所があったのでもしかして、と思ったんですが（´-`）.｡oO私も宮廷物？の話が好きなのですごく面白く読ませて貰ってます(*^^*) (2019年10月30日 2時) (レス) id: 8a45b3191e (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - Agust dさん» わ！投票ありがとうございます！(´；ω；`)この主人公はいい子にしよういい子にしようと気をつけたので、そう言っていただけて嬉しいです(o^^o)ユンギペンなのですね！素敵なお名前だと思っておりました！ちょこちょこ登場ですが、このお話のユンちゃん気に入ってます笑 (2019年10月21日 21時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - ちょうど300票目を入れさせていただきました。 姫のような純粋無垢の女性は素敵で憧れます！ 誰とくっつくのかが楽しみです♪ ユンギペンなのでユンギとの絡みも楽しみに読んでいこうと思います！ (2019年10月21日 13時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ムンバイさん» ムンバイ様 えーー！？！？嬉しすぎます…！！震えながら更新してるので、本当に励まされます…！！ありがとうございます！（ ; ; ） (2019年2月23日 21時) (レス) id: e396746b53 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミロ
| 作成日時：2019年2月14日 23時
