十一話 ページ11
JM「ジョングク、お前ハン家の長男に喧嘩売ったらしいね。」
『…なんでジミンがそのこと知っているの?』
JM「女官達が話してるの聞きました。で?本当なの?」
JK「本当ですよ。」
JM「ははっ!お前、やるなー!って、痛っ!なんで殴るんですか!?」
『笑い事じゃない!ジミンの馬鹿!』
JM「えー。」
もう、本当にどうするのよ!
昔からの私達の溜まり場であるジミンの部屋で、頭を抱える私と、なんて事のない顔で、出された茶菓子をバクバクと食べるジョングクのなんと対照的なこと。
TH「なんで?お姫様が貰って嬉しいのはジョングクの贈り物でしょ?」
『それは、そうなんだけど…。』
最近、当たり前のように私達3人に加わることが多くなったテヒョンが不思議そうに尋ねる。
JM「国民の評価で決めるっていうのが問題だよね。ハン家は第一級の上流貴族だし、財力に関して右に出る家はないからね。」
TH「あらー。また、とんでもない相手に喧嘩ふっかけたんだね〜。」
JK「…ジミニヒョン、このお菓子まだありますか?」
JM「ああ。持ってくる…って、じゃなくて!お前、なんか策でもあるの?」
JK「策?そんなもんないですよ。」
ケロリと答える弟分に、深いため息をつく私とジミン。
『私のお祝いなんてどうでもいいんだけどさ。私は、あなたが恥をかくようなことがあったらって心配でならないよ。』
そう言って、彼の頭を撫でると、パッとその腕を掴まれる。
JK「俺のこと、信じられませんか?」
『そういうわけじゃないけど…。』
JK「姫様はただ、俺に祝われる準備だけしててください。いつもみたいなふてぶてしい顔で。」
TH「わ。ジョングクかっこいいなー。」
『さらりと失礼なこと言われたような気もするけど…
まぁ、あなたがそう言うなら信じるよ。』
そう言うと、とても嬉しそうな顔で笑うので、少しだけ心配する気持ちが薄れた。
ジミンはまだ隣で不安そうな顔をしているけれど。
ほんっとにジョングクのことが大好きなんだから。
コンコンコン
JM「はい?」
「ジミン?俺だよ。」
聞き覚えのある声に、ドクンと胸が高鳴る。
瞬間的に、ささっと身なりを整える私を、不思議そうに見るジョングクとテヒョン。
JM「ホソク様!どうしたんですか?」
HS「急にごめんな…。A、ここに来ていないかと思って…。正解だったね!」
『ホソク兄様!!!』
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ミロ(プロフ) - TENNさん» TENN様 実は…暁のヨナ大好きです(^^)おそらくめちゃくちゃ影響受けてるし参考にしてます!( ; ; )ヨナみたいなファンタジー要素がないのでこの先違ってきちゃうのですが…、楽しんでいただけると嬉しいです(^人^)わー、テンションあがっちゃいました(笑) (2019年10月30日 8時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
TENN - もしかして暁のヨナ読まれてますか?読んでいて通ずる所があったのでもしかして、と思ったんですが(´-`).。oO私も宮廷物?の話が好きなのですごく面白く読ませて貰ってます(*^^*) (2019年10月30日 2時) (レス) id: 8a45b3191e (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - Agust dさん» わ!投票ありがとうございます!(´;ω;`)この主人公はいい子にしよういい子にしようと気をつけたので、そう言っていただけて嬉しいです(o^^o)ユンギペンなのですね!素敵なお名前だと思っておりました!ちょこちょこ登場ですが、このお話のユンちゃん気に入ってます笑 (2019年10月21日 21時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - ちょうど300票目を入れさせていただきました。 姫のような純粋無垢の女性は素敵で憧れます! 誰とくっつくのかが楽しみです♪ ユンギペンなのでユンギとの絡みも楽しみに読んでいこうと思います! (2019年10月21日 13時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ムンバイさん» ムンバイ様 えーー!?!?嬉しすぎます…!!震えながら更新してるので、本当に励まされます…!!ありがとうございます!( ; ; ) (2019年2月23日 21時) (レス) id: e396746b53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2019年2月14日 23時