四十一話 ページ41
馬を走らせること数時間。
『…。』
先程から気になってしょうがないことが一つ。
我慢しようと思っていたけれど、そろそろ限界だ。
お、お尻痛い！
目の前でもぞもぞ動く私を見て、意地悪な表情を浮かべる筋肉男。
JK「痛いですか？」
『…とてつもなく。』
JK「そんなんじゃ、1人で乗馬なんてとても無理ですね！」
天使のような可愛い笑顔で言ってくるから、この子の本性は悪魔に違いない。
『しょうがないでしょ？まだ慣れてないんだから。』
JK「はいはい。
あ、姫様良かったですね。」
『なにが？』
JK「見えてきましたよ。
ナムバン村。」
そう言って、彼が指差す方向を見ると、大きめの集落が目に入る。
思ったよりもずっと大きな村だったことに驚く。
『国の最南端だというのに、随分大きな村なのね…。』
JM「この村は国境が近いこともあって、必要物資が中心部からたくさん送られてくるんです。要になる大事な場所だからってホソク様が率先してここの駐屯兵の稽古もつけてますよ。」
『そうなんだ…。』
やっぱり、まだまだ知らないことばかりだ。
だけど、自分の無知を恥じてる暇はない。
とにかく今日はこの村のことを知ること。
それが第一歩だわ。
JK「やけに賑やかですね？」
JM「そうだね。人の出入りも多いみたい。」
ジミンの言うとおり、私たち以外にもたくさんの人がこの村へ入っていく。
『お祭りでもあるのかな？』
JM「祭り…
ああ！」
『どうしたの？』
JM「思い出しました！おそらく、ナムバン村は今収穫祭の真っ最中です。」
『収穫祭？』
JM「そう。南の方の村では、秋になる前に、豊作を願って数日にわたって祭りを行うんです。」
『ああ、わかった！毎年1人祭りの巫女が選ばれて、村人の前で舞を披露するってやつね！』
JM「正解です！
姫様本当に勉強されてるんですね。」
『最近のA様をなめてもらっちゃ困りますよ？』
JM「ははは。」
得意げな顔をする私に、感情のこもっていない笑顔を向けてくる。失礼なやつだな。
JK「よくわかんないですけど、祭りってことは、うまいものがたくさん出てるってことですよね？」
さっきまでの会話には、全く興味がなさそうにしていたくせに、いいことを思いついた子どものような顔で私達2人を振り返る。
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ミロ(プロフ) - TENNさん» TENN様 実は…暁のヨナ大好きです(^^)おそらくめちゃくちゃ影響受けてるし参考にしてます！（ ; ; ）ヨナみたいなファンタジー要素がないのでこの先違ってきちゃうのですが…、楽しんでいただけると嬉しいです（^人^）わー、テンションあがっちゃいました（笑） (2019年10月30日 8時) (
レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
TENN - もしかして暁のヨナ読まれてますか？読んでいて通ずる所があったのでもしかして、と思ったんですが（´-`）.｡oO私も宮廷物？の話が好きなのですごく面白く読ませて貰ってます(*^^*) (2019年10月30日 2時) (レス) id: 8a45b3191e (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - Agust dさん» わ！投票ありがとうございます！(´；ω；`)この主人公はいい子にしよういい子にしようと気をつけたので、そう言っていただけて嬉しいです(o^^o)ユンギペンなのですね！素敵なお名前だと思っておりました！ちょこちょこ登場ですが、このお話のユンちゃん気に入ってます笑 (2019年10月21日 21時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - ちょうど300票目を入れさせていただきました。 姫のような純粋無垢の女性は素敵で憧れます！ 誰とくっつくのかが楽しみです♪ ユンギペンなのでユンギとの絡みも楽しみに読んでいこうと思います！ (2019年10月21日 13時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ムンバイさん» ムンバイ様 えーー！？！？嬉しすぎます…！！震えながら更新してるので、本当に励まされます…！！ありがとうございます！（ ; ; ） (2019年2月23日 21時) (レス) id: e396746b53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年2月14日 23時
