二十八話 ページ28
『そんなところで何してるの？』
YG「見てわかりませんか？寝てるんですよ。」
いや、分かるけど。
なんとなく気持ちが良さそうで、隣に行って寝転ぶと、すごい嫌そうな顔を向けられる。
YG「寝るなら部屋で寝てください。」
『ユンギだってそうしなさいよ。』
YG「俺はいいんですよ。今日はやっととれた休みなんだ。皇子に邪魔されたくないんです。」
『ソクジン兄様なら、二日酔いで寝込んでるわよ？』
YG「お、本当ですか？じゃ、部屋に行きますわ。」
途端に、いそいそと立ち上がる。
『おやすみ、ユンギ。』
YG「はい。姫様も…って。
なんかあったんですか？」
『え？』
YG「顔がどんどん酷くなってますよ。」
『もっと言い方ないの？』
失礼極まりないユンギに、笑ってしまう。
ドサッ
『あれ？部屋に行くんじゃないの？』
YG「…まぁ、ここでも寝られますから。」
『…そう。』
なんだかんだ、優しいんだから。
YG「で？その仏頂面の原因は？」
『うーん。』
YG「…そんなに嫌なんですか？2人が皇女付きになるの。」
『嫌なわけない。そういうのではないの。』
YG「ふーん。
そういえば。ジョングクの奴、すごい人気ですね。」
『あ！そうなの！さっき屋敷まで行ったんだけど、女の子達でいっぱいで入れなかった。』
YG「すげぇな。ま、姫様の場合わざわざ足を運ばなくても、呼べばいいんですよ。」
『…そういうことはしたくない。』
ぽつりとこぼした私の言葉に、ユンギが顔を向けたのがわかる。
YG「したくなくても、元々そうあるべきなんですよ。」
『だけど、私とジョングク…それからジミンは友達だもん。どっちが上とかないよ。』
YG「それが2人を側近にしたくない理由ですか？」
『まぁ…理由の１つ。』
答えると、まだなんかあるのかよ、と頭をかくユンギ。
『だけど、ソクジン兄様とユンギはとても仲が良いでしょ？』
YG「そう見えます？
だとしても節度は守ってますよ。…俺が。」
『やっぱり！』
YG「やっぱりじゃないですよ！あんたら兄妹が規格外すぎるんです！
まぁ、あの兄を近くで見てる姫様なら、2人ともうまくやれるんじゃないですか？」
『…そうかな？』
YG「立場が変わったくらいでそう簡単に関係は変わりませんよ。」
そう言って、ふわりと私の頭を撫でる。
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ミロ(プロフ) - TENNさん» TENN様 実は…暁のヨナ大好きです(^^)おそらくめちゃくちゃ影響受けてるし参考にしてます！（ ; ; ）ヨナみたいなファンタジー要素がないのでこの先違ってきちゃうのですが…、楽しんでいただけると嬉しいです（^人^）わー、テンションあがっちゃいました（笑） (2019年10月30日 8時) (
レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
TENN - もしかして暁のヨナ読まれてますか？読んでいて通ずる所があったのでもしかして、と思ったんですが（´-`）.｡oO私も宮廷物？の話が好きなのですごく面白く読ませて貰ってます(*^^*) (2019年10月30日 2時) (レス) id: 8a45b3191e (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - Agust dさん» わ！投票ありがとうございます！(´；ω；`)この主人公はいい子にしよういい子にしようと気をつけたので、そう言っていただけて嬉しいです(o^^o)ユンギペンなのですね！素敵なお名前だと思っておりました！ちょこちょこ登場ですが、このお話のユンちゃん気に入ってます笑 (2019年10月21日 21時) (レス) id: 5bc7eaedbd (このIDを非表示/違反報告)
Agust d(プロフ) - ちょうど300票目を入れさせていただきました。 姫のような純粋無垢の女性は素敵で憧れます！ 誰とくっつくのかが楽しみです♪ ユンギペンなのでユンギとの絡みも楽しみに読んでいこうと思います！ (2019年10月21日 13時) (レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ムンバイさん» ムンバイ様 えーー！？！？嬉しすぎます…！！震えながら更新してるので、本当に励まされます…！！ありがとうございます！（ ; ; ） (2019年2月23日 21時) (レス) id: e396746b53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年2月14日 23時
