噂話 ページ21
今日も男の子たち三人はいつものベンチで仲良くお弁当を食べている。
その中に光る金髪が見えないことにまだ違和感は感じるけれど、
個人的にはすごく…
CW「それじゃ、私今から委員会だから」
『あ、うん。頑張ってね』
手を振って出ていくチェウォンを見送り、一眠りしようかと机に顔を伏せる。
だけど食べ過ぎたせいか苦しくて寝付きが悪くて、なんとなく教室内の噂話に耳を傾ける。
「テヒョン君やばくない?」
…お?
今日何度も耳にした名前が聞こえてきて、思わず耳がダンボになる。
「めちゃくちゃかっこいいよね」
「うん!やばい…私本気のやつかも」
「まじかあんた…」
うわー。
やはりテヒョン君モテてるな。
今日一緒にでかけるところなんて見られたらまずいのではないか?
私の首が飛ぶのではないか?
「テヒョン君は無理でしょ?」
「でも1年の時は割ととっかえひっかえだったみたいだよ」
「あ…、それね。
私テヒョン君と付き合ってた子と仲いいんだけどさぁ…」
「なになに!?なんかあるの!?」
「いや…。
なんかね、よくわからないんだって。一緒にいても何したいとか自分の意見言わないし、
好かれてる自信も持てなくて、最後は自分からお別れしたって」
「え…、それはきついね」
…そんなことが。
すっかり聞き入ってしまったけど、なんだか知らなかったテヒョン君の姿を勝手に覗き見してしまったみたいだ。
「でも分かる」
「…うん。テヒョン君て何考えてるかわかんないところあるよね」
「A!」
『うわっ!!』
突然頭上に降ってきた大きな声に慌てて顔をあげると、私を見つめるテヒョン君の大きな瞳と目があった。
…もしかして今の聞こえてたんじゃ。
TH「?どうしたの?」
『ううん』
にこにこ笑って首をかしげたテヒョン君にホッとする。
良かった聞こえてなかったみたい。
・
「んじゃ、ホームルーム終わり」
ほいほいかいさーんといつものゆるい調子で教室から出ていったセジン先生。
TH「A、」
CW「ごめんテヒョン!」
『チェウォン?』
TH「どしたの?」
CW「15分…いや、10分でいいからAのこと貸して!」
TH「えー」
JM「なになにどうしたの?」
CW「ジミン、ちょっとテヒョンの相手しててあげて」
JM「えー」
CW「Aいくよ」
『おおうっ』
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ミロ(プロフ) - ももなさん» ももなさん!私も大好きですよ!(o^^o)少しでもあったかい気持ちになってもらえてたら幸せです!(TT) (2020年10月23日 23時) (レス) id: ffc43d4874 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - キム・カズさん» 私も大好きです!!! (2020年10月23日 23時) (レス) id: ffc43d4874 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - キム・カズさん» カズしゃん!この主人公心の声もガバガバなんでちょっと尊敬しています笑読んで下さりありがとうございます(>人<;) (2020年10月23日 23時) (レス) id: ffc43d4874 (このIDを非表示/違反報告)
ももな(プロフ) - 大好きですミロさん!!!!本当にミロさんのお話は全部あったかいです(TT) (2020年10月22日 0時) (レス) id: 01ec482e54 (このIDを非表示/違反報告)
キム・カズ(プロフ) - みろしゃん…もう大好き!!主がクラスの女子に好かれてる感じも好きだし、あんまり怯まない主好きっす!! (2020年10月19日 1時) (レス) id: 2561bedadd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2020年10月18日 18時