拒絶 ページ10
人見知りなの？
ジョングクが？
『人懐っこい子なのかと思ってた。』
TH「いや…
ねぇ。
もしかして、ジョングクのこと好きになったとか言わないよね？」
『は？』
いきなり突拍子も無いことを言い始めたテヒョンに、今日何度目かの白目を見せたけれども、
彼の瞳は揺れていて、ひどく真剣な顔をしていた。
『そんなの、テヒョンにはもう関係ないじゃん。』
TH「…っ」
ねぇ、ほんとに。
一体なんだって言うの。
TH「…そうだね、」
なんでそんなに傷ついたような顔するの？
これじゃ、私が悪者みたいじゃんか。
『テヒョ、』
TH「だけど、だめだよ。」
『え？』
TH「ジョングクはだめ。
あいつに恋なんかしちゃだめだ。」
『な、に？
なんで？』
TH「それは言えない。
だけど…
絶対に、だめ。
Aはここを出て行った方がいい。
それで、もう二度と俺達に関わらないで。」
ああ、もう。
『…いい加減にしてよ。』
ふられたことがショックすぎて殊勝な態度になっていたけれどもーう、限界だ。
キッとにらみつけた私を見て少しだけ目を見開くテヒョン。
TH「…A、」
『あのさ。自分がどれだけ勝手なこと言ってるかわかってる？』
TH「…うん、」
『わかってるなら、もう放っといてよ。
私のことがそんなに嫌いなら、なるべくテヒョンには関わらないようにするし、
もう…、』
TH「…泣かないでよ。」
『私だって泣きたくなんかないわ！」
ああ、もうどうしよう。
みっともないってわかってるのに、涙が止まってくれない。
だけど。
『別れた理由も教えてくれないわ、他人のふりされるわ、メンタルぎりぎりにもなるよ。馬鹿！』
TH「…馬鹿じゃないよ。」
『…触るな、ハゲ』
TH「ハゲじゃない。
A、お願いだから泣かないで。
俺、Aに泣かれるとどうしていいかわからなくなる、」
『テヒョンのせいじゃんかぁ…っ』
自然に抱き寄せて私に触れるテヒョンの手は、前と変わらずとても優しいのに、もうこの手は私が安心して甘えていいものじゃないんだ。
だってテヒョンは、さっきから一度だって私のことを受け入れてない。
長い付き合いだからそれくらいはわかる。
ただただそれが虚しくて…
とても悲しい。
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しから - 泣きました、ありがとうございます！まだ読んでいる途中ですが、大好きな作品です！コメント、読んで頂けると嬉しいです‥！ (2021年11月12日 21時) (
レス) @page32 id: b67168fa9e (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - あ。さん» あ。様 初コメとっても嬉しいです！(*^^*)このお話はちょっと悲しいですよね（ ; ; ）続きも切なくなりそうですが、うまく書けるように頑張りますね(*^_^*)応援ありがとうございます！！気合い入りましたっ！！2章もどうぞよろしくお願いします！ (2019年9月29日 19時) (レス) id: 1aa4b97c0a (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - eriさん» eri様 コメントいただきありがとうございます！とても嬉しいです(*^^*)他のお話も読んでくださったのですね。このお話は少しタイプが違うので不安でしたが、そう言っていただけてとても安心しましたっ！少しでも楽しんでいただけるよう、続きも頑張りますね！(о´∀`о) (2019年9月29日 19時) (レス) id: 1aa4b97c0a (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ミホさん» 泣かせてしまってすみません…！！私も書きながら垂れ流してます！！(T ^ T)続きも頑張りますね！また覗いていただけると嬉しいです！！(^ ^) (2019年9月29日 19時) (レス) id: 1aa4b97c0a (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - さっちゃんさん» さっちゃん様 もう私さっちゃん様を待ってしまっている（笑）嬉しすぎるお言葉をありがとうございます！！そうなんです、すごく迷ってて（ ; ; ）どっちでも悲しいしあーもーどうしようかと！！迷う気持ちを持ちながら、2章ぶつかってくんで、どうぞ宜しくお願いします (2019年9月29日 19時) (レス) id: 1aa4b97c0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年9月12日 22時
