嬉しい気持ち ページ41
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『ねぇ!次あれ行こうよ!!』
TH「え。」
JK「!行きたい!」
TH「えー。」
向かう先にあるのは、韓国で最もスリリングだと言われるジェットコースター。
その走るスピードに目を輝かせる私とジョングクに、顔を青くするテヒョン。
TH「もっと楽しいやつ乗りたい。」
『楽しそうじゃん、あれ。』
TH「鬼ー。」
テヒョンの提案で、遊園地にやってきた私達。
提案者のくせに絶叫系に弱いテヒョンは、私とジョングクの絶叫大好きコンビに息の根を止めにかかられている。
JK「ちょっと休憩する?」
TH「!是非!」
『もー。しょうがないなー。』
半泣きのテヒョンがさすがにかわいそうで、
自販機で飲み物を買い、3人でベンチに腰掛ける。
TH「うう。なんか気持ち悪い。」
JK「え?膝枕しようか?」
TH「そんなゴツい枕はいや。」
『え?じゃ、私?』
TH「…あ、いいの?
それじゃ、」
JK「ダメに決まってるでしょ。」
TH「力が強い、」
私の方に倒れこんできたテヒョンをどっせいと弾き飛ばすジョングク。
仮にも調子の悪い人に対して容赦のないジョングクに笑ってしまう。
『?どうしたの?』
ケラケラ笑っていると、私のことじっと見つめるジョングクに気がつく。
JK「ううん、Aが楽しそうだから、なんか、嬉しい気持ちになった。」
『ふふ。楽しいよ。
ジョングクは楽しい?』
JK「うん。
2人がいるから、すごく楽しい。」
TH「ジョングガーっ!」
『うわっ!ちょっと!』
JK「あはっ!」
私とジョングクをまとめて抱きしめるテヒョンは、わざとらしい泣き顔を作っていて、その表情が本当に5歳児みたいで、ジョングクと顔を見合わせてまた笑う。
JK「あーあ。
こんなに笑ったの、久しぶり?」
『うーん、ジョングクはいつも笑ってるよ。
でも、今日は特別かな。』
JK「そうだと思った。」
自分のことなのに、当たり前のように人に尋ねるジョングクは、誰よりも自分のことをよくわかっていて。
どこか達観しすぎている彼に、たまに胸が痛む。
同時に、ジョングクが今、笑ってくれていることがたまらなく嬉しくもある。
JK「遊園地なんて来るのいつぶりだろう。」
『あんまり来ないの?好きそうなのに。』
JK「そうだね。高校生の頃とかは結構行った気もするけど。」
TH「行った行った。ジミンも一緒に夕方から遊んだりしたよ。」
JK「…ジミン?」
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しから - 泣きました、ありがとうございます!まだ読んでいる途中ですが、大好きな作品です!コメント、読んで頂けると嬉しいです‥! (2021年11月12日 21時) (レス) @page32 id: b67168fa9e (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - あ。さん» あ。様 初コメとっても嬉しいです!(*^^*)このお話はちょっと悲しいですよね( ; ; )続きも切なくなりそうですが、うまく書けるように頑張りますね(*^_^*)応援ありがとうございます!!気合い入りましたっ!!2章もどうぞよろしくお願いします! (2019年9月29日 19時) (レス) id: 1aa4b97c0a (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - eriさん» eri様 コメントいただきありがとうございます!とても嬉しいです(*^^*)他のお話も読んでくださったのですね。このお話は少しタイプが違うので不安でしたが、そう言っていただけてとても安心しましたっ!少しでも楽しんでいただけるよう、続きも頑張りますね!(о´∀`о) (2019年9月29日 19時) (レス) id: 1aa4b97c0a (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ミホさん» 泣かせてしまってすみません…!!私も書きながら垂れ流してます!!(T ^ T)続きも頑張りますね!また覗いていただけると嬉しいです!!(^ ^) (2019年9月29日 19時) (レス) id: 1aa4b97c0a (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - さっちゃんさん» さっちゃん様 もう私さっちゃん様を待ってしまっている(笑)嬉しすぎるお言葉をありがとうございます!!そうなんです、すごく迷ってて( ; ; )どっちでも悲しいしあーもーどうしようかと!!迷う気持ちを持ちながら、2章ぶつかってくんで、どうぞ宜しくお願いします (2019年9月29日 19時) (レス) id: 1aa4b97c0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2019年9月12日 22時