悲しい恋なんかじゃなかった

笑って ページ31

JK「先生、何泣かしてるんですか。」

『あ、ジョングクちがうってこれは！』

JK「Aを泣かすなんて、いくら先生でも許せない。」

『聞いてってー。』



ぎゅうぎゅうに私を抱きしめるジョングクは、私の言葉なんて聞こえてないようで。












NJ「…やっぱり、Aさんはすごい。」

『え？』

NJ「1年付き合ってる俺にこの態度なのに、君にはそんなにも懐いてるんだから。」






そう言って、軽く肩をすくめる先生を見て、

泣きながら、



思わず笑ってしまった。










































JK「本当に、大丈夫？

ひどいこととか言われたなら俺…」

『違うって。』




病院からの帰り道、何度も私に大丈夫か聞くジョングク。

どんだけ疑ってるのさ。

帰り際ナムジュン先生ちょっと寂しそうだったからね？



平気だよ。と笑うと、やっと安心したように笑い、ふわふわと私の頭を撫でてくれる。




『む。ヌナの頭を撫でるなんて生意気。』

JK「どこにヌナがいるの？」

『おいこら。』




わざとらしくきょろきょろと辺りを見るジョングクに地団駄を踏むと、おかしそうにケラケラと笑う。






























ねぇ、ジョングク。






私、あなたの笑顔を見ると幸せな気持ちになるよ。
















だから、決めたの。





私は、ジョングクのそばで、
あなたの辛さや苦しみを分かち合うよりも、


少しでもあなたを笑顔にしてあげようって。




何で笑ったとか、
何が楽しかったとか、

そんなことは忘れてしまってもいい。





今、笑っていてくれたらそれで。





私にはそのくらいのことしかできないから。



だけど。












JK「ほんと、Aといるとたのし。」

『ほんと！？』

JK「うん。」

『へへ、』











それが、私にしか出来ないことだと信じて。














































▽▽▽▽▽▽▽



ジョングクの記憶障害ですが、モデルにしてるものはありますが、明言は避けさせていただきます(´；ω；`)

何故なら、知識不足だから。(ジャンピン土下座)




そして、一章に収まるか不安になってきました。汗



いつもとまた毛色が違うので、楽しんでもらえてるか不安ですが、ご評価、コメントがもんのすごい暖かくてべろべろ泣いてます。

ありがとうございます！
引き続き頑張りますね！！

そろそろおテテのターン！ですね！

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