40こ目 ページ40
『ユリ〜。また、テヒョンオッパと遊んでもらってるの?』
YR「ちあう!オッパしゅぐぎゅってするから、やなのー!」
TH「嫌なんて言わないでよ。」
ユリの言葉に、本気でしゅんとするテヒョン君に笑ってしまう。
YR「オンマ、アッパはー?」
『あれ、どこ行ったんだろう。
もー、せっかくテヒョン君が見送りに来てくれたのに。』
TH「ほんとだよー。
じゃあもういっか。俺達3人で行っちゃう?」
YR「えー、オッパもくるのー?」
TH「だめなのっ!?」
エーンと泣き真似をするテヒョン君に、驚いた顔をしたユリは、慌てて彼の元へ駆け寄って、よしよしと頭を撫でてあげている。
TH「ユリヤ〜。
可愛くて優しい俺の天使〜!!」
YR「いや〜っ!!」
TH「嫌じゃないでしょ?ユリ、オッパのお嫁さんになるって約束したじゃん。」
JN「いつしたんだよそんな約束。」
『ソクジン!』
YR「アッパー!!」
自分に向かって両手を伸ばすユリをテヒョン君から受け取ると、テヒョン君に向けてしっしっと手を払う。
TH「えー、したよ。いつだったか忘れたけど。」
JN「なんだよそれ。」
TH「それにしても、ユリはジンヒョンそっくりだよね〜。」
JN「俺としては、Aに似て欲しかったんだけどね。」
七夕の夜、ソクジンと再会した日から、
また5年の月日が流れた。
その間に私達は結婚し、
ありがたいことに娘を授かった。
ソクジンは世界中を飛び回るアイドルで、わたし自身も仕事が忙しくてなかなか会えない日々だったけれど、それでもこれ以上ないくらい幸福な日々を過ごして、今に至る。
TH「ユリは、初めての日本?」
『うん。飛行機も初めて。』
TH「えー。ほんとにオッパが一緒に行かなくて大丈夫??」
YR「だいじょぶ。」
防弾少年団の他のメンバーとは、ソクジンを介してすぐに仲良くなったのだけど、
何故か、初めて会った気がしないような気安さにとても不思議な感覚に陥った。
ちなみに、ユンギさんとは顔を会わすと何故か毎回言い合いになってしまう。
だけど、皆、とてもとても暖かい素敵な人たち。
TH「はぁー。ほんとに、気をつけてね。」
JN「うん。わざわざありがとね。」
TH「俺が来たかっただけだから…。
ねぇ、ヒョン…」
JN「ん?」
TH「いひひ。なんでもない。」
JN「なに?」
TH「んーん。
幸せそうで良かった。」
JN「なんだよそれ。」
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カナン - 気になって読んでみたらまさかの展開で…。涙止まりませんでした!最後のテヒョンは全て知ってるかのような振る舞いがあり、興奮してしまいました\(//∇//)\これからも頑張ってください! (2022年1月5日 3時) (レス) @page42 id: 7156131372 (このIDを非表示/違反報告)
なる - とてもよかった!不思議なやさしいお話でした。 (2021年12月21日 9時) (レス) @page42 id: e79cab2ce6 (このIDを非表示/違反報告)
karensongping(プロフ) - 題名に惹かれて一気読みしたんですが涙が止まりませんでしたw素敵な作品をありがとうございます (2021年7月2日 23時) (レス) id: d8cd70cdbd (このIDを非表示/違反報告)
ユノ(プロフ) - 爆泣きしながら一気読みしました…感動しかないです、ミロさん、素敵な作品を本当にありがとうございます。明日からの生きる糧になりました、本当に。 (2020年12月5日 23時) (レス) id: 007bae5e34 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - のんさん» お返事遅くなりましてすみません(´;ω;`)嬉しすぎるお言葉をありがとうございます。読んでいただけてとても嬉しいです。また是非遊びにきたくださいね。 (2020年8月3日 19時) (レス) id: a66c275241 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2019年8月4日 22時