またやっちゃったよ統括! ページ29
「……ま! そーゆーことで! そろそろ、実力に見合ったランクでも良いんじゃない? って話になったんだよ!」
「………………はぁ」
何が『そーゆーことで!』か、さっぱりわからない。
「私の家系能力をお忘れですか?」
「え? 覚えてるよぉ!
「そうは見えませんでしたが?」
終始笑顔だったけど、この統括。
気持ち悪くて、勤務初日に、朝食全部戻したのは、仕方ない。絶対、仕方ない。
初めて会ったときなんか、このヒト、感情全てが無くて、ダリ統括の顔を見るたびに、ブラックホールに、顔を突っ込まれている感覚だったし。
ブラックホール統括、、、略して、、、ブラ統括、?
……………………………………やめよう。
「苦労したんだって! 監視係って、やることいっぱいあるんだから!」
「でしょうね」
その割には、いつもバカみたいに変なことしてたけど。
これで教師統括か、、
カルエゴ先生が筆頭教師で、ダリ統括のストッパーになっているように、他の目には写っているんでしょうね。
「「「………………………えっ?」」」
「……………………あれ? どーしたのみんな?」
「見事にハモりましたね」
「「「か、監視係ぃ?!?!?!」」」
………………そういえば、その話は、エイト先生以外にはしていなかったわね、、
「えっ……ダリ先生、それ言っちゃって良かったんですか?」
「はっ? エイトおまっ、知ってたのか?!」
「いつの間に仲良くなったんですか!」
「アクドルを監視…………何してんだダリ先生……」
「元アクドルだったって、監視係からしたら機密情報では……お酒の勢いでバラしていたんですか…………」
「んー、なんか僕を見る目が変わった気がするんだけど、気のせいかなー?」
「変わった? いつも通りでしょう、普段の自身の行いをお忘れで?」
「モネ先生厳しいー!」
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作者名:Sela | 作成日時:2023年3月26日 23時