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拷 問してる理由は? ページ34

「カルエゴ先生、おつまみはどうします? 唐揚げ、漬物、あとは焼き鳥、っ、!!」



「…………すみません」

「……何故謝るんです???」


「え? 焼き鳥ダメなんですか? ジミー先生」

ジミー先生?
そういえば、私も初日は『番人先生』とか言われていたわね。
絞めたけど(物理的にではない)。

「マルバス先生、ね。えっと、担当教科は」

「あっ、拷問学です」

「ぅええっっ?!?!」

………………私も初めは同じことを思ったわね。共感なんてしたくないけれど。
初めてマルバス・マーチ似の悪魔に会ったときは、対して警戒していなかったのだけど、いざされた時は。うん。

同じ思いを絶対にしたくなくて、拷 問学を勉強して、そのついでで資格を取ったくらいだし。

今なら多分、あの男よりも拷 問の腕は私の方が上だし、拷 問しようものなら、逆にやり返してやれる自信はある。


「意外!!! マルバス先生、地味〜な顔してるのに!!」

……この言い回し、何となく、既視感ならぬ既聴感がするような。

「ズバッと言うね、、工芸の家系だから」

じゃあ工芸品でも作ってなさいよ。

悪魔の精神を弄ぶのを、工芸や芸術だなんて思うのは、迷惑千万でしょうが。

「まあ、モネ先生は音楽!! って感じの顔ですけどねー!」

…………はぁ。

「でも、モネ先生もときどき、拷 問学の補佐に来てくれますよ、資格持っていますし」

「ぅええっ?!?! モネ先生もっ?!?! 意外!!!!」


………………うるっさ。

元気いっぱい僕新任!!→←カルエゴ先生と同志



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作者名:Sela | 作成日時:2023年3月7日 23時

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