可哀想な魂狩り byアメリ ページ11
……さて、5つ目の曲も無事、弾けそうだ。
ここまでできれば、他と繋げる時もスムーズにできそうだ。
かなり順調に計画が進んでいて安心する。
それにしても……私にあの【六色のピアノ】を実行させるだなんて、モネ先生はなかなかに大胆な方だと思う。
感情を表に出すことが少ないヒトで、生徒と積極的に関わろうとするタイプではないようだが、まさかこんな形で関わることになろうとは…………。
これを引き受ければ、生徒会業務の手伝いに加え、体術指導まで行ってくれるというのだから、私にとっては、これ以上無いほどの提案だったのだが。
私の家系能力は、身体能力が物を言う鼓舞魔術だから、指導していただけるのは本当に有難い。
が、、なんというか、、、
「わ、私が【六色のピアノ】を? で、ですが、」
「大丈夫です、私は前任から仕事を引き継いだ初日に弾きましたが、あれから一度もランクは上がっていません。
「そ、そうでしたか……」
「…………失礼ですが、その話を生徒に伝えれば良いのでは?」
「それを申し上げた際、ダリ統括は抜け駆けするなとおっしゃいましたが?」
「………………」
「スージー先生からは、夢の無い話を生徒にするなと」
「………………」
「カルエゴ先生に至っては無視」
「………………」
「……引き受けてくださいますか?」
「……善処いたします」
それはそれで、夢が無い気もする。
無論、楽譜を盗むなど言語道断だが。
あと、あと、、
モネ先生のランクが上がらないのは、先生が音楽教師だからなのでは???
少なくとも、私が知っている限りでは、曲を弾いて守護が与えられるのは、音楽教師を除いた、バビルス関係者だったような…………。
もの凄く言いたい。モネ先生は普段から隙の無い、尊敬すべき教師ではあるが、これは流石に可愛らしい。……のだが、、
自他共に認める
『魔術無しでのバビルス最強』,
怒った姿は、通称
『
うむ。練習しよう!!!!
六不思議が6番目
消滅まであと12日ーー
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やっとルビの振り方わかって嬉しい作者。
調子に乗ってガンガンに振りまくってます。全パート修正済。
温かい目で見守ってくださいませ。
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作者名:Sela | 作成日時:2023年3月7日 23時