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異次元的恋愛ー新ー ページ9

「新さんっ!」

大好きな彼に駆け寄ると、決まって彼は頭を撫でる。

「やはり、Aたんは可愛いな。Aたん程の女性など近頃アニメでも見かけないよ」
「ふふっ、褒めても何も出ないよ?」

最初は否定していたのだが、新さんはそんなこと言ったって意味がないとある時悟った。

嘘だとしても、嬉しいには嬉しいし。

「君がここにいてくれるだけで十分だからね。それ以上は望まないよ」
「それはそれでどうなのさ…」

そう呟く。

新さんは目を細めたまま私を撫でた。





…でも、少し心配になるのだ。

なんと言うか、子供としか見られていないと言うか、子供扱いされていると言うか。

割りと、恋愛感情無いのかなとか。

「聞きたまえ。清弦たんが紫たんにプロポーズをすると」
「本当っ!?」


いきなり、入ってきた報告に思わず大きな声を出してしまった。


「あぁ、そうだよ」
「本当驚いたや。清弦さんも結婚かぁ、微笑ましいねぇ。おめでたいねぇ。それじゃああまり遊べなくなるかなぁ」
「あぁ、そうだね…」

新さんの声が少し暗かったように感じた。


「…?新さん?どうかしたの…?」
「いや、大丈夫だ。気にしないでくれ、ただ…」
「ただ?」


新さんは微笑むが、いつものような柔らかさは無い。



「Aたんが他の人を好きなのかと疑ってしまうことがあってね」
「は?」


何をいってるんだろう、新さんは。


「偶に清弦たんや五百蔵氏、有馬たんに…妬いている自分がいてね…」
「新さん、馬鹿なの?」
「は?」

「私が好きなのは新さんだけ。それは絶対なの!分かった?分かったよね?」

そう言うとキョトンとして、そのあとふわっと笑った。

「そうか、安心したよ」









そう言って私に口付けた。

ヒトメボレー鈩ー《花蓮様リクエスト》→←雨と傘ー天馬ー《まり様リクエスト》



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水麟 - まりさん» 良かったです!ですよね〜、好きになっちゃいますよね!照算さんのお話なかなか思い付かなくて…もう少しだけ待って下さいっ、すみませんっ (2019年7月26日 23時) (レス) id: 65c8c71a9b (このIDを非表示/違反報告)
まり - 悠斗の話、ありがとうございます!私も、19巻読んで悠斗が結構好きになりました(笑) (2019年7月14日 21時) (レス) id: d65706e307 (このIDを非表示/違反報告)
水麟 - まりさん» 了解です!リクエストありがとうございます! (2019年6月15日 20時) (レス) id: 65c8c71a9b (このIDを非表示/違反報告)
まり - リクエストですっ!照算さんとのいちゃいちゃ(?)な話をお願いします!あと、悠斗の話もできたらお願いします! (2019年6月12日 0時) (レス) id: d65706e307 (このIDを非表示/違反報告)
水麟 - まりさん» 志鶴ちゃん可愛いですよね〜私も好きです!またのリクエストお待ちしてます! (2019年5月7日 22時) (レス) id: 65c8c71a9b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水麟 | 作成日時:2018年12月16日 16時

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