ツンデレカップルー士門ー《まり様リクエスト》 ページ17
「何かあったのか」
「別に」
「じゃあなに拗ねてんだ」
「拗ねてないけど？」
「そうか」
「…」
傍から見れば仲のいいカップル。
しかし、二人の頭の中は同じだった。
『こいつ素直になれやっ！』
片方が開けば片方は閉ざす。
相性良いのか悪いのか…いや悪いだろ。
今日もまた二人でいるのにも関わらず、大した会話もなく、勿論恋人らしい行動もなく時間だけが過ぎて行った。
ーーー
「で？士門はんとなんかあったんか？」
「はふぇ！？…げほっ、こほっ、あ、噎、せた…こほっ、」
そんな私を見てすばるさんは楽しそうに笑っていた。
「なにかって…何もありませんよ、ホントに何も」
「それはそれでどうかと思うけどなぁ」
お茶を啜りながらすばるさんは苦笑。
「もう、なんか付き合ってるかどうかも危ういといいますか…嫌になりそうです」
私も同じようにお茶を飲みながら伝える。
嫌になるのは、勿論自分にだ。
「それ、士門はんに伝えたらええのにぃ…」
「絶対無理です。士門にだけは言えません。絶対に」
「絶対、って…ほんまに頑固…とはなんか違うけどなぁ…」
仕方ないじゃないか。そんな事。
私はその時のすばるさんの顔をしっかり見ていなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
「お、Aちゃんじゃないスか。元気スかぁ？」
「こんにちは、勘久郎さん、憲剛さん。お陰様で元気ですよ」
「季節の変わり目だからな、気をつけろよ？」
そう言って頭をわしゃわしゃと撫でられる。
まぁ、いつもの事だ。この人たちは。
少し歩くと新さんと有馬さんがいた。
「やぁ、Aちゃん。今日も可愛
「こんにちは、新さん。有馬さんはいつも通りセクハラ気味ですけど島じゃどうにもならないのが残念ですよ」
「酷いっ！」
「Aたん、また今度ビーナの…」
「えぇ…まぁいいですよ。新さんですし。有馬さんみたいにいやらしい目で見ませんし」
ギャーギャーと騒ぐ有馬さんと新さんを置いて去って行った。
「よぉ、なにしてんだぁ？トリ丸の彼女ぉ」
…今日は、よく人に会う。
「こんにちは。別に構わないんだけど、その呼び方止めてくんない？どうせなら普通にあだ名付けてよ。なんかヤダ」
「んん？ならそうだなぁ…思いつかねぇな。あ、なら」
天馬君が近づいてくる。
「呼び捨てでいいよなぁ？A」
つづき→←戦いだけじゃ無いって事ー志鶴ー《まり様リクエスト》
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水麟 - まりさん» 良かったです！ですよね〜、好きになっちゃいますよね！照算さんのお話なかなか思い付かなくて…もう少しだけ待って下さいっ、すみませんっ (2019年7月26日 23時) (
レス) id: 65c8c71a9b (このIDを非表示/違反報告)
まり - 悠斗の話、ありがとうございます！私も、19巻読んで悠斗が結構好きになりました(笑) (2019年7月14日 21時) (レス) id: d65706e307 (このIDを非表示/違反報告)
水麟 - まりさん» 了解です！リクエストありがとうございます！ (2019年6月15日 20時) (レス) id: 65c8c71a9b (このIDを非表示/違反報告)
まり - リクエストですっ！照算さんとのいちゃいちゃ(？)な話をお願いします！あと、悠斗の話もできたらお願いします！ (2019年6月12日 0時) (レス) id: d65706e307 (このIDを非表示/違反報告)
水麟 - まりさん» 志鶴ちゃん可愛いですよね〜私も好きです！またのリクエストお待ちしてます！ (2019年5月7日 22時) (レス) id: 65c8c71a9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水麟 | 作成日時：2018年12月16日 16時
