放課後の時間に VI【イナイレ 】

234話 ページ39

今日の練習が終わった。乃々美さんの特製お弁当も食べたことで思い出したことがある!!

｢皆もわりといない現在、作るしかなーい!!｣

覚えているだろうか、具体的に言えば80何話のご飯作ってた時のことを!!

私、クッキー作るって言った記憶がある!!

｢でも今日は違う気分〜｣

秋たちが買い出しに行く前の朝、許可を取りに行ったら

｢そもそも誰の場所でもないんだから、自由に使っていいのよ?｣

と秋スマイルが飛んできて可愛かった

｢今日はスフレなチョコケーキ〜｣

ルンルンと鼻歌交じりであらかじめボウルに入れて冷やしておいた卵白を取り出して泡立て器でシャカシャカと泡立てる。メレンゲを作るので全力だ

なんと半分くらいに凍した状態で泡立てると電動ミキサー要らずのメレンゲが一瞬で作れる。
砂糖を3回くらいで分けながら混ぜる

沸騰間際のお湯で湯煎をして溶かしたチョコも混ぜる。もちろんメレンゲは完成済みの物
あと薄力粉ちょっと入れたら良かった気がする






練習が終わったあとは各自が自分の時間を過ごしている。今日は早めに切り上げたことで出かける奴もいれば自室でゆっくり休んでる奴もいる。俺は後者だな

だが、渇きを覚えて水を飲みに行こうと食堂へ足を運んだんだが甘い匂いがした

扉を開けてみればエプロン姿のAが楽しそうに何かを作っていた。甘いチョコの香りがするからチョコの何かを作っているのか？向こうは俺に気がついてないが

鼻歌交じりで何かを作る後ろ姿が見える位置に気がつけば自然と座っていた

まぁ、こんな時間も悪くないか








｢オーブンの予熱もしたから順調〜｣

｢あとは焼くだけさ〜あ…｣

｢い、いつから居た？｣

｢自信満々に｢これは美味しい奴!｣て言ってたあたりだな｣

｢嘘〜…｣

とりあえず豪炎寺が座ってるテーブルに2人分のカップを持って行く。

｢何か好きな紅茶とかある〜?｣

｢いや、よく分からない｣

｢じゃあ私が決めるね〜｣

みんな好きであろうアールグレイのティーバックをポットに入れて持っていく

｢ありがとう｣

｢いいえ〜｣

｢何を作ってたんだ？｣

熱い紅茶をカップに注いでいると質問が飛んできた

｢ケーキだよ〜みんな大好きチョコケーキ｣

｢だからチョコの香りがしたの｣

｢そう。前にクッキー作るって言った気がしてさ〜、でも今日はチョコケーキの気分だったの〜｣

熱い紅茶をちょっと飲めば十分に美味しかった

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