220話 ページ25
私態度悪すぎでしょ。謝らないとだけど、
今は試合だ。切り替えよう
「カイル!」
吹雪と交代した虎丸君がパスをインナーセットし、ドリブルで攻め上がる
私もそれを見て後ろの方をゆるゆると走る
あのままシュート体制に入るだろうから私は
「えー!?」
ボール飛んできた!?
私に向けたバックパスは前にいた選手に取られてしまったものの、立向居君がカバーしてくれたおかげで難は免れたけど、
ダメ元でもシュートチャンスだったよね
「爆熱ストームッ!」
「ストームライダー!!」
そのあとも確実に決められるタイミングで豪炎寺にパスをしてた
キーパーに技を出す暇を与えてしまった
「虎丸、なぜ自分でシュートしなかった」
「だって、豪炎寺さんの方が確実だと思って」
「決定的なチャンスだぞ。どうして自分で打たなかったんだ」
「…俺が決めたらダメなんです」
「皆、戻れ!!」
鬼道の掛け声で守備に私は戻り、攻められても良いように待ち構える
「邪魔だ!」
体力の限界を迎えつつある立向居君は2度上手くは行かず突破された
「ミラージュシュート!」
「ガラスの刃!」
輝く光を浴びたガラスは粉々に砕け散るものの、コート外へとボールは行ってしまう
カイルという人からのコーナーキックから始まり、私たちはゴール付近にいる選手のマークに気を取られていた
「コースをきれッ!」
一直線に蹴られたボールは彼を目前とした時、飛び上がった別選手のヘディングで呆気なくゴールを決められてしまった
「豪炎寺さん」
「…」
不穏な空気で走る2人の後ろから鬼道達と共に走る
さすがに、これはしんどいけど!
諦めてたまるか!
「豪炎寺さん!」
「!!…ッ!」
虎丸君からのパスを受け取ったや否や、それをトラップし蹴飛ばした先には虎ま…
虎丸君!?!?
「試合時間は残っていないんだぞ。精一杯、ベストと思えるプレーをしろ!」
「これが俺のベストです!」
「俺のアシストでみんなが点を取る!それが一番なんですよ!!そうすれば俺がみんなの活躍の場を奪うこともない」
「みんなで楽しくサッカーができるんです!」
「ふざけるなッ!!」
「そんなの、本当の楽しさじゃない」
不安だよね
実際それで私も孤独を見たから
でも、ここの人達はそんな人達じゃないし、ましてやそんな気持ちで勝てる相手でもない
「虎丸君の言う楽しいサッカー、私は嫌い」
皆が私を見た
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染岡さんの愉快な仲間たち(プロフ) - 調味料さん» ごめんなさい、勘違いだったらごめんなさい。210話の事件から地面になってます (2020年7月5日 12時) (レス) id: 972de952e4 (このIDを非表示/違反報告)
調味料(プロフ) - ありがとうございます!主ちゃんの実力はこういった努力の賜物が多いですね。これからも頑張ります! (2020年4月1日 16時) (レス) id: 6e1f936d79 (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - 続編おめでとうございます!お話がとっても好きで何時も見させてもらっています!これからも体調などに気を付けて自分のペースで更新頑張ってください!応援してます!…冬花ちゃんに惚けたり通学中に頑張ったりするとか主ちゃん可愛いかよ() (2020年3月31日 22時) (レス) id: 36a6836253 (このIDを非表示/違反報告)
調味料(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2020年3月30日 0時) (レス) id: 6e1f936d79 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - 続編おめでとうございます!エイリア学園編おもしろかったです!FFI編も楽しみにしています!これからも更新頑張って下さい! (2020年3月28日 20時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:調味料 | 作成日時:2020年3月28日 18時