214話 ページ18
｢あれから10年、ようやく資格停止処分が解け、俺は監督就任を要請した。何故なら、久遠のサッカーへの情熱は衰えず、研究を続けていた。彼の素晴らしい指導力こそ、この代表チームには必要だと思ったからだ｣
ビッグウェイブスはマンツーマンディフェンスに切り替えた
まだ1人なら振り切れる
｢綱海さんｯ!｣
同じように振り切った虎丸君が綱海にパスをするも四方を囲みタクティクスを発動させる
何度も破られたディフェンスは脆くなっているようで、壁山にパスを回すことが出来た
マークが変わってなかなか振り切れずにいると動揺している壁山の元へ突っ走り、慌てて私も追いかけるが、男女の体格差でどう足掻いても距離は開いていく
｢どうすればいいっす!?｣
｢1人で持ち込め!｣
やがて追いついたそいつは壁山にタックルを仕掛ける
｢ｯ負けないっすーｯ!!｣
バランスを崩しかけるも何とか持ちこたえた彼は自らの巨体でドリブルを続ける
｢虎丸くん!｣
前に進む虎丸君に狙いを定め、豪炎寺のマークを外しスライディングタックルを喰らわせるも、羽のように軽い身の子なしで上空を舞う
シュートと見せかけたフェイントといえば上出来だが、タイミングでいえばシュートは間に合ったはず。私なら打つ場面でもあるけど、彼がノーマルシュートすら打てない弱者であるはずがない
｢豪炎寺さん!｣
紅蓮の炎を巻き上げて抉るようにゴールへと矛を向ける
｢グレートバリアリーフ!｣
焼き尽くす猛火が潮と衝突した時、蒸発した水を抜いてGKを貫いてゴールを決めた
豪炎寺の新必殺技が誕生したと共に試合は終了し、優勝への1歩を踏み出した
｢虎丸君って***チームに居た?｣
｢!?どうしてそれを!｣
｢あ〜、私***って所に居たんだけど分かる？多分試合したことあるよ｣
｢…｣
｢!まさか、黒の眼光って呼ばれてた人ですか!?｣
｢それそれ!良かった〜人違いだったら恥ずかしかったよ〜やっぱり虎丸君凄いね〜｣
｢いえいえ!皆さんと比べたらまだまだです!｣
謙虚だなぁ
｢でも、なんで最後豪炎寺にパスしたの?虎丸くんなら充分打てたと思うよ｣
｢それは、豪炎寺さんの方が確実に決めてくれると思ったからです｣
｢では、失礼します!｣
元気よく、礼儀正しくそういって立ち去る虎丸くんの顔がやっぱりなんか、以前見た時と似たような顔をしていた気がする
何事も失敗を恐れてはいけない
失敗はしてもいいから、チャンスならやっぱり、遠慮なんてするべきじゃない
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染岡さんの愉快な仲間たち(プロフ) - 調味料さん» ごめんなさい、勘違いだったらごめんなさい。210話の事件から地面になってます (2020年7月5日 12時) (
レス) id: 972de952e4 (このIDを非表示/違反報告)
調味料(プロフ) - ありがとうございます!主ちゃんの実力はこういった努力の賜物が多いですね。これからも頑張ります! (2020年4月1日 16時) (レス) id: 6e1f936d79 (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - 続編おめでとうございます！お話がとっても好きで何時も見させてもらっています！これからも体調などに気を付けて自分のペースで更新頑張ってください！応援してます！…冬花ちゃんに惚けたり通学中に頑張ったりするとか主ちゃん可愛いかよ() (2020年3月31日 22時) (レス) id: 36a6836253 (このIDを非表示/違反報告)
調味料(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2020年3月30日 0時) (レス) id: 6e1f936d79 (このIDを非表示/違反報告)
豪炎寺修也推し - 続編おめでとうございます！エイリア学園編おもしろかったです！FFI編も楽しみにしています！これからも更新頑張って下さい！ (2020年3月28日 20時) (レス) id: e2e58e1092 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：調味料 | 作成日時：2020年3月28日 18時
